18世紀に栄えた村の遺跡（跡地） パラグアイに行こう！

最近日本人の旅行先として人気になり始めた南米。
ボリビアのウユニ塩湖とかペルーのマチュピチュとか…
とはいえ他の南米国々はまだまだ認知度が低いのが現実。
というわけで今回は！南米の中でもあまり知られていないであろうパラグアイの魅力についてハイテンションで紹介させてください！！
※パラグアイはブラジル、ボリビア、アルゼンチンに囲まれた内陸国です

まずはパラグアイにある世界遺産について！
この国には世界遺産が１つだけあります
その名も「ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道所群」。名前が長い。
簡単に言ってしまえば18世紀に栄えた村の遺跡（跡地）をいくつかがまとめて登録されたところ、なんですがこの村、普通の村じゃなかったんです。
スペインの統治下にあったこの時代、先住民たちは搾取されたり強制労働させられたりするのが当たり前でした。
ですがこれらの伝道村は先住民であるグアラニー族とスペイン人宣教師がいっしょに農業をし、生活していました。協力して他地域からの攻撃から村を守りきれるくらいの結束が固かったんです。搾取をしていた他のスペイン人商人や貴族のやっかみをかってしまい後に破壊されてしまいますが、そのことがいかに順調に発展したかを物語っています。
なんだかロマンがありますよね〜
歴史好きにはたまらないです。
教会だった場所に残っている像や壁の装飾も見事でした。

遺跡は3箇所あって、全て同じチケット（25000Gs）で入場できます。
遺跡同士はすこし離れていてタクシーかバイクタクシーを使います。
私は1人だったのでバイクにしたのですが道中がとても長閑で何もない道をブワーーって走っていくのがなかなか楽しかったです。（運悪く大雨でずぶ濡れになりましたが、その分すごくインパクトが残ってます。笑）

遺跡を訪れるための基点となるのエンカルナシオンという街です。
アルゼンチンとの国境となる川沿いにあって、アルゼンチンへバスで行くことができます。

もう１つ紹介したい町がイタウグアというところ。
首都アスンシオンからバス1本で行けます。
ここではパラグアイの名産品である、ニャンドゥティが作られています。
ニャンドゥティとは刺繍を布から取り外してつくるレース編みのような伝統工芸品です。
図柄にも細かく意味があるそうです。
サイズもピアスからランチョンマットよりも大きいものまで様々。
繊細でカラフルでもうとにかく可愛い。
他の国にはない物だし、これも欲しい！ってなってしまいます。
かさばらないしそこも嬉しいですよね。
お土産にしても間違いなく喜んでもらえますし。

パラグアイの飲み物と食べ物。
パラグアイに来て面白いなーと思ったのが、マテ茶をかなりの人が持ち歩いていたこと。カップルやファミリーが小さいポットくらいの水筒にマテ茶用のコップを備え付けてそれを片手に歩いてます。公園やバスターミナルでも売っていて、さっぱりして蒸し暑い夏にぴったりでした。
食べ物についてはチパと呼ばれるパンがよく売られています。ふんわりチーズの香りがしてもちもちしていて美味しいです。
よく見かけるのはドーナツ型やコッペパン型なんですがチパ売りのおじさんが「おねーちゃん日本人か？可愛いからワニあげるわ！」とワニ型のをくれました。なぜワニ…笑

あとこの国が他の国とちがうのは人々の認識がアジア人＝中国人ではなくアジア人＝日本人なこと。
実はパラグアイは日系の移民が多く、彼らがパラグアイの農業の発展に一役かったこともあり、日本人に対していい印象を持っている方が多いそうです。

そんな中、今回アスンシオンでは日本人宿「民宿らぱちょ」さんにお世話になりました。（リンク先は1番下です）
日本人宿の滞在は初めてでしたがオーナーさんがとても親切ですし、ニャンドゥティについてもここで教えてもらいました。情報ノートにはパラグアイだけでなく世界各所の情報が詰まっていて、旅の猛者たちが集まってるんだなぁと感じました。
あと看板娘ちゃんが素晴らしく可愛くて、ひたすら一緒に遊んでました。
宿の1階で日本食レストランも経営してらっしゃるのでそちらも是非。

他の南米諸国とは一味ちがう魅力をもったパラグアイ。
1度訪れる価値アリです。きっと好きになります。

【民宿らぱちょ&菜の花食堂】
住所：Av. Bruno Guggiari 498esq. Cnel. OrangereieffBarrio Pinoza, Asuncion Paraguay
URL：http://minsyuku-lapacho.net