こんにちは、ほびとです。
ボラードとは岸に船を停泊させたり、車の進入を防ぐために用いられる杭のことなんですが、ジーロング(Geelong)にあるボラードはちょっと変わっていることで有名らしいです。観光案内所に行って、「この周辺でいい観光名所はない??」と聞くと案内所に併設されているウールミュージアムとこのボラード探しをお勧めされます!!
案内所にも1つ…こちらがそのボラード…「なんじゃこりゃ…。」
近くの案内看板にもボラードの姿があります。それだけ馴染みがあるってことなんですかね。
まぁこういうのを集めるのが好きなので、やってみることに…ちなみにこのボラードは43組103体もあって、コリオ湾の一部、ジーロング海岸のライムバーナーズ・ポイントからリップルサイドまで3km以上に渡って点在しています。ベイウォーク・ボラードなんて名前も付いていて、意外にもちゃんとしたアクティビティでした。
ジーロング市のサイトでボラードについて色々調べてみると、
1980年代に撤去されることになった残橋のボラードからメルボルン出身の女性芸術家ジャン・ミッチェルが芸術作品を生み出しました。ジャン・ミッチェルは、メルボルン郊外のヒールズビル生まれで、その後、アイルランドへ渡ります。アイルランドでは国営放送局にグラフィックアーティストとして18年間勤務し、初の幼児向けテレビ番組のデザインを担当、ボスコというキャラクターの生みの親でもあります。
1986年にオーストラリアへ帰国、1990年にここジーロン移住したそうです。そこで最初のボラードを制作…1994年にベイウォーク・ボラード構想を市に掛け合い、1999年までにこれだけのボラードを制作しました。
ちなみに2000年にこのベイウォーク・ボラード構想でオーストラリア功労賞を受賞、2008年に癌のため68歳で他界しています。(http://www.geelongaustralia.com.au/参照)
こちらはジーロングの海沿い、ウォーターフロントと呼ばれる場所なんですが(クリスマスシーズンだったのでクリスマスツリーが海に浮かんでいました。)
そのすぐ近くに1つボラードがありました。
ということで、ここからは撮ったボラードを幾つかご紹介しようと思います!!
まずはウォーターフロント周辺にあるこちら…ジーロングが海の街なので、レスキューをモチーフにしたボラードがこの他にも複数見受けられます。
続いてこちらは何をしているのかといいますと…
記念撮影です!!ここに来るまでジーロングという街の名前すら知らなかったんですが、結構大きな街で、観光で訪れる方も多いようです。
ツアーの風景を描いたボラードもありました。
他にも民族的なものであったり…
自然的なものであったり…こちらはオーストラリアに生息する野鳥たち!!こんなにカラフルな鳥がいるんですから驚きですよね。
最後にこちらの警官…のんきにアイスクリームを食べていますが…
後ろには反則切符を隠しています。こんな日常を描いたものもあって面白かったです。
また、ボラードのあちらこちらに「うさぎ」が描かれているんですが、これは英国から狩猟用に持ち込まれジーロングで大繁殖してしまったためだそうです。また一応、モデルがいるようなんですが、無作為に選んでいるらしいのと、そもそも顔を知らないので…。
そしてジーロングの気温はなんと41℃…さすがに往復で6km以上歩くのは少しきつかったな。でもなかなか楽しめました!!