今回は6年に1度のお祭り、センネンヒルビ(Sennenchilbi)をご紹介します。
6年に1度といってもここキュスナハト アム リギ(Küssnacht am Rigi)では6年に1度で、次回は隣の街のヴェッギス(Weggis)で今年の11月11日〜15日に行われます。このキュスナハト アム リギを中心としたエリアで順番に各街を1年ずつ回るので、その街では6年に1度になるのです。
お祭りの由来は、地元の方に聞いた話によると、アルプスに住んでいるアルプラー(Alpler)が初夏に山に上がり、夏の間を山の上で牛とともに過ごし、放牧したり、乳絞りをしたりしてチーズを作ります。秋から初冬にかけて熟成させたチーズを冬に降りて来て、売り、盛大にお祝いする事から来ていますが、今は地元の皆さんが楽しむお祭りとなっているそうです。
メイン会場が私の家の真下と言う事もあって、じーっくりと鑑賞できました!
お祭りは2日間。朝の6時くらいから街中に音楽が鳴り響き、民族衣裳をまとった子供達から大人、お年寄りが街を行進しながらやってきます。メインの舞台では伝統的な歌やダンス、演奏がとても美しく印象的でした。
そして、次の見所は舞台の奥に聳え立っている40メートルの樅の木で作られた巨大な棒です!!この棒をスイスの男達は素手で登ってしまうのです!!1日目は少し小雨で、滑りやすく大丈夫かなあと心配しながら観てましたが、トップの男性は見事に頂上まで!赤い布を持って降りてきました。
途中で足を休めるフックのようなものもが2カ所あるだけで、あとは腕と足の力で登りきります。世界共通、お祭りの男性は本当に素敵です(笑)。頂上まで昇り、布を持ち帰った人は2日目に表彰されていましたが、12〜15人はいました。
そして最後のメインは手作りで作られた乗り物のパレード。細部までたくさんの小さなお花で形作られていてまるでエレクトリカルパレードのよう。とにかく各車の工夫がすごいのです!丁寧に作られていて、観ていて微笑ましく、本当に充実した2日間、楽しいお祭りでした♪
次回はなんと来年ではなく、今年2016年の11月11日〜15日にヴェッギス(Weggis)です!
ヴェッギス(Weggis)はリギ山の麓にあり、ヴェッギスから出ているロープウェーでリギ山の頂上まで10分で行く事もできます!リギ山についてはこちら→http://tabiisara.com/column/beauty/Europe/Switzerland/100_373075_1448457648.html
今からスケジュールを立てて、この時期にスイスにいらしてみてはいかがですか??
【データ】
センネンヒルビ(Sennenchilbi)
URL:http://www.sennenchilbi-weggis.ch/
URL:http://tabiisara.com/column/beauty/Europe/Switzerland/100_373075_1448457648.html