トルコ旅行を計画するに当たり、必ず一度は見る「パムッカレ」。何千年もかけて、石灰分を多く含んだ温泉により作られた自然の風景はまさに圧巻。世界遺産にも登録されているトルコ屈指の観光地である。
トルコ南西部の町デニズリより、乗り合いバスで約20分。高台に位置するパムッカレは、遠くから見てもその白さですぐに見つけることができる。
私がパムッカレに到着したのは夕刻。夕日を浴びて茜色に光るパムッカレは、今まで見たことの無いような神々しい風景だった。
ホテルに荷物を置き、パムッカレの近くを散策する。
少し肌寒い夕刻。パムッカレ入り口のゲートに来ると、警備員のおじさんがチャイをいっぱいご馳走してくれた。トルコの方達は、本当に一日何杯チャイを飲むんだろうというくらいチャイを愛飲する。
話を聞いていると、夜でも入場可能とのこと。入場料25TLを払うとすんなり入場させてくれた。
夜のパムッカレは私達以外に観光客もいず、まさに貸しきり状態。パムッカレ自慢の白さを見ることはできないが、ライトアップされており昼間とは違う雰囲気を味わうことができる。
また、流れている温泉は暖かく快適に夜のパムッカレ観光を堪能できる。あまり知られていないパムッカレの楽しみ方かもしれない。
翌日、今日こそ純白のパムッカレを見ようと、早々にホテルを出てパムッカレへ向かう。昨日と同じく、25TLを支払いいざ純白の絨毯へ。
白い雪のような風景の中に、薄着の観光客。違和感があるが、これがパムッカレなのだ。
暖かい温泉が流れてくる上流に向かいどんどん上っていく。白い地面が太陽を反射しとてもまぶしいため、サングラスは必須だ。
遠くから見ると、山に雪が積もったような滑らかな風景だが、近くで見てみると、石灰が堆積した地面はデコボコしていて意外と歩きやすい。
パムッカレ頂上に着くと、麓の町とぱむかっれの白い大地のコントラストを臨むことができる。
現在、パムッカレは湧き出る温泉量が減少しており、汚れが沈着しやすくなっている。この美しい風景を見ることができるのも、もう限られているのかもしれない。日本では見ることのできない風景。是非トルコへ旅行される際はこの美しい風景に出会ってみてはいかがだろうか?
【データ】
名称:パムッカレ(Pamukkale)
住所:Pamukkale Turky
入場時間:24時間
入場料:25TL(再入場不可)
みみごん
旅行が大好きな関西人。学生時代に知った、「バックパッカー」スタイルの旅行がメインです。日本在住のため、日本からも訪れやすい国や地域の情報発信をしていきます!