アラブ・ノルマン様式の建造物群が2015年に世界遺産に登録されたことでも注目を浴びるパレルモ!
旧市街にある見逃せない観光スポットを徒歩で訪れてみましょう。
まずは、パレルモの二大メインストリートであるヴィットリオ・エマヌエーレ通り(Via Vittorio Emanuele)とマクエダ通り(Via Maqueda)の交差点、クアットロ・カンティ(Quattro Canti).。
一番下の階にあるのは、四季を表す女性の彫像と噴水。
彫像は、春の若い女性から始まり、季節が経つ毎に年を重ねていっているのが特徴。
噴水は、昔パレルモを流れていた川を象徴しています。
二階の彫像は、これらの建築物が建設された当時にこの辺りを支配していたスペインの王達。
三階には、パレルモの守護聖女がサンタ・ロザリアとなる前に守護聖人とされていた、ニンファ、オリーヴァ、クリスティーナ、アガタの四名の彫像があります。
クアットロ・カンティのすぐ側には、プレトリア広場(Piazza Pretoria)があり、巨大な噴水のすぐ横にはパレルモ市庁舎があります。
この噴水の周りには裸の彫像が飾られていることから、「恥の広場(Piazza della Vergogna)」というあだ名も付けられています。
プレトリア広場の裏手にあるベッリーニ広場(Piazza Bellini)のマルトラーナ教会(Chisa della Martorana)は必見です。
マルトラーナ教会と言う名前が一般的なのですが、本当の名前はアンミラーリオ(イタリア語で将官と言う意味)の聖母マリア教会(Santa Maria dell'Ammiraglio)と言います。
当時シチリア王国を治めていた、ノルマンの王ルッジェーロ二世の将官であったジョルジォ・ダンティオキアによって建設された為です。
この教会の内部で注目すべきは、天井を彩る非常に豪華なビサンチン様式の金モザイク!
全能の神キリストや天使、預言者、聖人達が描かれています。
シチリア最古のビサンチン様式の大作とされており、同じくパレルモ観光のハイライトであるパラティーナ礼拝堂と同様、見逃せません。
【データ】
店名:マルトラーナ教会 (Chisa della Martorana)
住所:Piazza Bellini 3, Palermo
Tel:+39 345 8288231
見学可能時間:月曜〜土曜日(09:30~13:00、15:30~17:00)
日曜・祝日 (09:15~10:30)
入場料:2ユーロ
小湊 照子
イタリア在住合計10年目で、シチリア島で働き始めて5年が経ちました。現地会社で、テレビや雑誌のコーディネーターや通訳、旅行の手配などを行っています。シチリアは、料理もワインも美味しく、観光地としての見所もいっぱいの本当に魅力的な場所です。地元民しか知らない様な美 味しいお店や、現地の生情報など楽しく伝えていきたいと思っています。ご連絡やお問い合わせはこちらへどうぞ。