パリからTGVで約1時間30分の距離にあるフランスの街・メッス(METZ)。モーゼル川とセーユ川に囲まれた緑の多い美しい街です。街の規模は小さく、徒歩での観光も充分可能。一日あれば主要スポットを巡ることができます。
モーゼル川近くに建つゴシック建築のサンテティエンヌ大聖堂(Cathedrale Saint-Eetienne)は街のシンボル的存在。入館は無料。フランスの画家・シャガールが手掛けたステンドグラスが有名です。訪れた日は観覧車が目の前に設営されていました。
観光の起点となるツーリストオフィスはサンテティエンヌ大聖堂の目の前にあります。市内マップはもちろん、レストランやホテル情報もここでゲット!
メッツ有するロレーヌ地方の名産フルーツ「ミラベル」の商品も、ツーリストオフィス内で販売していました。ミラベルのほとんどがこのロレーヌ地方で生産されているそう。ミラベルは小さなスモモのような見た目、ほどよい酸味と甘みのさっぱりしたフルーツです。お土産にはぴったりですね。
サンテティエンヌ大聖堂のすぐ近くにある屋内市場(Marche Couvert)。魚や肉、野菜、果物、チーズなどの乳製品などさまざまな食材が揃っています。オリーブや生ハムなどのお店では試食もOK。その際は「ジュ・プ・グテ?(Je peux gouter?)/試食できますか?」と聞いてみましょう。
レストランなどの飲食店が多い街なので、ふらりと歩いているだけでたくさんのお店が目にはいってきます。特にサン・ジャック広場(Place St-Jaques)の周囲は飲食店ばかり!お腹がすいてきたらこの界隈がオススメです。
買い物客でにぎわうセルポノワーズ通り(rue Serpenoise)には「プランタン」、エスプラナード広場(Esplanade)の向かいには「ギャラリー・ラファイエット」と、老舗デパートがあるため冬と夏のソルド(solde)の時期はたくさんの人が訪れ、買い物を楽しみます。
中心地から駅をはさんで向かい側にはさまざまな企画展示が行われる「ポンピドゥー・センター」が。日本人建築家も設計に携わった日仏共同設計の建築物です。
さまざまな魅力あふれるメッスの街。のんびりとお買いものや散策を楽しむにはぴったりの場所です。
【データ】
ツーリストオフィス
住所:2,Place d'Armes-CS 80367 F-57007 Metz Cedex1 France
Tel:+33 03 87 39 00 00
URL:http://www.tourisme-metz.com/fr/accueil.html(日本語表示有り)
開館時間:月〜土曜日(9:00〜19:00)、4〜9月・日曜日(10:00〜17:00)、10〜3月・日曜日
(10:00〜15:00)
アクセス:TGVでパリから約1時間30分(直通で82分)
佐藤 ゆか
日本で情報誌などの編集を経て、2014年ルクセンブルクに移住。趣味は旅行と食べ歩き。英語とフランス語に日々奮闘しながら海外の魅力をレポートしていきます。