昨年より続く円高ペソ安の影響で、今、メキシコの旅はとてもお得なのですが、それを更にお得に!LCCを使ってメキシコを旅してみませんか?実はメキシコはLCCの路線がかなり充実していて、国内各都市はもとより、北米・中米への国際線も沢山飛んでいます。今回は、数あるLCCの中でもローカルからも使い勝手と安全性で人気が高いボラリス(Volaris)の、モンテレイーメキシコシティ路線をレポートします。
まず、チケットの購入はボラリスのホームページから。文字表記は西語か英語から選べますし、値段表記もメキシコペソかアメリカドルを指定できますので、分かりやすいです。座席位置、追加の荷物、到着遅延時の保険の有無等、自分の好きなようにアレンジできますが、面倒であれば、全てをパッケージにしたプランに申し込むこともできます。ただ、荷物の量等、申告内容と実際の状態が違うと空港で割高な追加金が発生しますので、内訳の確認は忘れずに!預け入れ荷物は、25キロ1つまでは、無料です。
ホームページで予約が完了すると予約番号が貰えますので、搭乗72時間以内にそれを使って事前チェックインします。プリンターがある環境であれば、その後表示される搭乗券を印刷して空港に持っていけばOK。プリンターが無ければ、空港にある自動チェックインカウンターでも搭乗券が印刷できます。上記の写真はモンテレイのマリアノ・エスコべド国際空港で、各社共通の自動チェックインカウンターが通路にずらっと並んでいますが、メキシコシティのベニート・フアレス国際空港では、ボラリスの荷物預入カウンターの前にボラリス専用の自動チェックインスペースがあります。自動チェックインが不安なようなら、手数料はかかりますが、係員のいるカウンターでのチェックインも可能です。
搭乗券を発行したら、荷物を預けて、飛行機を待ちます。機体はエアバスA319でした(ボラリスのメインは319ですが、路線によってはA320の場合もあるそうです)。身長167cm、体重52kgの私の身体を使って、座席の大きさをレポートしてみます。
私は大柄な方ですが、これくらいの余裕があれば窮屈さは感じません。短時間のフライトということで(1時間15分)、がっつりシートを倒して休む人がほとんどいないのも、閉塞感を感じずに済む一因かもしれません。
LCCなので、機内エンターテイメントは、映像も音楽も無し、機内誌だけです。今回は特に時間を潰す必要も無い距離でしたが、国際線を利用する場合などは、雑誌やゲーム機等持ち込むと良いかもしれません。
あと、持ち込みを忘れてはいけないのが、防寒具です!毛布等のサービスはありませんがしっかり冷房が効いているので、自衛しないと風邪を引きます。
それと、お好みですが、お菓子や飲み物も持ち込みをお勧めします。LCCの中には独自のフード開発に力をいれているところや、ドリンクの無料サービスをしているところもありますが、ボラリスの機内サービスにはオリジナルフード、ドリンクはありません。お菓子やジュース等、街中のコンビニと比べると、値段は3倍〜といった感じです。
写真を撮ったり、メモしたり...記事を書くための情報を集めていたら、あっという間にシティに到着してしまいました。
メキシコの都市間の移動は、時間があれば節約のために長距離バスを使う方も多いと思うのですが、実はプロモーション等をうまく使えば、バスとほとんど変わらない値段でLCCに乗れてしまうことも多いのです(特に、長距離の場合)。
日本の5倍の国土を持つ、意外と広いメキシコ。LCCを上手に使って、お得に、まだ見ぬ街に足を延ばしてみませんか?
【データ】
名称:ボラリス(Volaris)
URL:https://www.volaris.com/
Sayaka
初めてのメキシコは、一年間の語学留学で訪れたメキシコシティ。今は仕事の都合で、二度目のメキシコ生活を通称「美男美女の街」「肉の街」のモンテレイで送っています。(名前に偽りなく、確かに美男美女は多いし、肉は美味しいです!)旅先で欠かせないのは、スーパーマーケット巡り・絵葉書を書く・各地の公共交通機関に乗ること。まだまだ旅行情報の少ないメキシコ、自分が「あったら便利」と思う情報を、どんどん共有していきたいと思います。