日本でも有名な「エアーズロック」。
現地では原住民族アボリジニの言葉で「偉大な石」という意味の「ウルル」と呼ばれている。
壮大なスケールを誇るそれは、昔から原住民アボリジニにとって神聖な場所としてあがめられており、大地のパワーのようなものを感じることができる。
シドニーからは国内線の飛行機で約3時間30分かかる。空港に降り立ったとき、まず驚くのは、その乾燥した空気とハエの多さ、今までで見たことのない砂漠の風景である。
夏のウルルは、40度にもなることも多く、立っているだけで体中から水分が奪われるため、こまめな水分補給は必須だ。また、そんな水分を狙ってハエが集ってくるため、現地の土産物屋さんでは養蜂家の人がかぶるような帽子が売っている。
ホテルに荷物を置いた後、予約していたバスでウルルへ向かう。
車内から見る外の風景は、木が一本も無く涼むことができる場所が無い。バスは、私達をウルルに連れて行ったあとは迎えに来る2時間後まで放置だ。
始めはテンションがあがっているため、岩の周りの探検に出るのだが、30分もすれば暑さと乾燥から命の危機を感じる。持ってきていた水を大切にゆっくり消費しながら、バスの迎えを待つ。
ウルルを探検していて感じたのだが、遠くから見ると滑らかに見える岩肌も、近くで見るとかなりデコボコしており、またかなり岩がもろい。
2時間後、バスが迎えに来て私達のウルルサバイバルは終了。
ホテルに着くと、バテてしまいしばし休憩。その後は夕日鑑賞だ。
地平線が見えるこの大地では、夕日もまた日本では見ることができないような不思議な光景だ。
大地の神秘のパワー、地球の壮大さを感じることができた、そんな1日だった。
みみごん
旅行が大好きな関西人。学生時代に知った、「バックパッカー」スタイルの旅行がメインです。日本在住のため、日本からも訪れやすい国や地域の情報発信をしていきます!