スペインで春を迎えるお祭りといえば、バレンシアで行われるサン・ホセの火祭り。スペイン語でラス・ファヤス(Las fallas)。「ファヤ」と呼ばれる人形を毎年3月19日の夜中(20日午前0時〜1時頃)に一斉に焼き払うダイナミックなお祭りです。マドリッドやバルセロナからも日帰りまたは1泊で参加することができます。
3月19日のお昼過ぎにバレンシアに到着するのが理想的。まずは町を歩きます。
大人も子供も爆竹を鳴らしまくるお祭りモードの町を歩くだけでも楽しいのですが、スペインのグルメも楽しみたい!ということでバレンシアで絶対に食べたいのが「パエリヤ」。パエリヤはバレンシアが発祥の地。他の土地のものよりオレンジ色が強く、味も濃厚。ワインやビールとよく合います。
民族衣装を身にまとった女の子も沢山歩いているので、ぜひ記念撮影をお願いしましょう。こちらの衣装は日本で言う十二単のようなもので、大変高価なドレスだそうです。独特のヘアスタイルも素敵!
3月19日21時半ころ大小並ぶファヤの小さいほうに火が付けられます。そして、3月19日24時半ころ、町じゅうで一斉に爆竹が鳴り、クライマックスを迎えます。
これは火事では...と思う炎。これ、町のど真ん中、渋谷のど真ん中、各十字路でやってると思ってください。結構すごいことです。
裏話としては...
実はファヤを燃やすために大量のガソリンを撒きます。炎が大きく離れていても熱いです。また、ファヤは発泡スチロールでできているので着火後、燃えカスが空から降ってきますので、あまり近づきすぎないように。洋服はガソリンの煙にまかれるので結構臭くなります、消臭剤をお忘れなく。
それでも1度は体験したい「サン・ホセの火祭り」。バレンシアで春を迎えませんか?
【サン・ホセの火祭り】
開催日:3月15日〜3月19日(毎年)
場所:スペイン、バレンシア