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2015年大晦日から2016年元旦のパリ公共交通機関

   
加藤 亨延
加藤 亨延
 
夜のマドレーヌ寺院

毎年、大晦日から元旦にかけて、パリは公共交通機関が通常終電後も運行され、運賃も無料になります。無料となるのは2015年12月31日17時から2016年1月1日12時まで。地下鉄、RER、夜間バス(Noctilien)を使えば、カウントダウンのイベントで遅くなった時も、公共交通機関で移動できます。

地下鉄車内

地下鉄は通常は運行が停止する2:15から5:30の夜中も動きます。運行される地下鉄は1、2、4、6、9、14号線。ただし全ての駅が開いているわけではなく、限定されます。無料時は改札口を切符を通さず押して抜けられますし、改札口隣の車椅子用扉が解放されていることが多いため、そこから中へ入れます。

大晦日の夜は混雑する

通常は地下鉄よりも早く終電が来るRERも、0:30から5:30の夜間に動きます。頻度は路線により18分、30分、35分、60分に1本、もしくは夜間に3、4、5本の割合です。旅行者でパリ郊外に泊まる人はほとんどいないと思いますが、大晦日は夜間も郊外とパリが列車で繋がります。

いつもは終電が早めのRER

普段から運行している夜間バスも0:30から5:30の間、東駅、リヨン駅、モンパルナス駅。サン・ラザール駅など主要駅を中心に、多くの路線が稼働します。

地下鉄、RER、バスも詳細はRATPの公式サイトに詳しい路線図が載っていますので、そちらも参考にしてください。
http://www.ratp.fr/fr/upload/docs/application/pdf/2015-12/depliant_nouvel_an16.pdf

バスも四方に出る

年越しは家族でゆっくり過ごすというより、友人同士で楽しく迎えることが多いフランス。混雑やスリに注意しつつも、パリで素敵な新年をお迎えください。

加藤 亨延

加藤 亨延
ジャーナリスト。日本の雑誌に海外事情を寄稿。専門は日・英・仏の比較文化。ロンドンにて公共政策学修士を修了後、東京で雑誌、ガイドブック制作に携わる。2009年9月よりパリ在住。取材などで訪れた先は約60ヵ国800都市。現地コーディネートも担当。趣味は飲物。各国蔵元とミネラルウォーターの源泉へ足を運ぶことがライフワーク。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。ご連絡はこちらまで。

    

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