様々な博物館があることで知られているミュンヘンですが、その中には少なからず日本のファンを虜にしている博物館もあります。
ここ、ドイツ博物館航空別館もその一つで、ドイツ博物館本館には置ききれなかった航空機がところ狭しと置いてあります。
個人が作った航空機、大学の課程で作られた航空機、爆撃に使用された航空機、まだ実現してない航空機の見本など、とにかく見どころはたくさんあります。
上に紹介した写真は1999年に22年かけて作ったDDMH22という自作の航空機を前に嬉しそうに立つヘルベルト・ミュラー(Herbert Mueller)氏。
あまりに高齢なので製作完了後の1年後の30分の試乗を以って、妻に航空機操縦を禁止されてしまったそうです。
ミュンヘン郊外のシュライスハイム城から歩いて3分のところに位置する航空別館のこちらは、第一次世界大戦で実際に使用された航空跡地に建つ博物館。
1911年から2011年までは航空クラブもあり、つい最近までその地で航空機が飛んでいたということです。
第一次世界大戦で航空機を使った戦闘を積極的に行ったドイツですが、ここミュンヘンからもたくさんの航空機が旅立ち、帰らぬ者も多くいました。
上の写真は、追撃されたドイツ航空機に乗っていたとされるある兵士のもの。
名前は知られていないそうです。
このような歴史的な物も飾られています。
この博物館は小さいながら、中の充実ぶりがすごくモデルとは言え、ドイツを中心として有名な航空機がたくさん置いてあります。
もちろん見るだけではなくて、試乗できる航空機もあります。
残念ながら飛び立つことはありませんが。
ドイツで作られた歴史的な飛行機から現代の旅客機まで様々な航空機を見ることが出来ます。
中を見れるものもあるので、勉強にもなります。
1時間あれば充分と入館時には説明を受けていましたが、気付けば3時間を経過。それほど魅力たっぷりな航空博物館。
ぜひ、一度訪れてみてください。
【データ】
ドイツ博物館・航空別館
住所:Effnerstr. 18 Oberschleissheim
開館時間:9時から17時まで。毎日開館
最寄駅:Oberschleissheim(オーバーシュライスハイム駅)
URL:http://www.deutsches-museum.de/flugwerft/information/ (英語あり)