ジュリア・カルラ・チェッキは、フィレンツェ郊外の小さな村、カパッレで生まれました。元々実家のお店は麦わら帽子作り、実父の死後帽子工場は閉鎖しました。まだ20歳になっていなかった見習いのジュリアはフィレンツェ郊外のお店「カプチー二」をたった5つのレッスンの後にオープンしました。その後、フィレンツェをはじめイタリア全国で有名になりました。 70年代は大きな海外市場、特に米国、日本とアラブ諸国に進出しました。オートクチュールの世界のブランドマークの一つとなった、ジュリア・カルラ・チェッキは、2005年に死去。その後、実息マルツィオは世界の建築家として地位を確立し、実娘のデザイナーポーラはこのアトリエを継ぎました。
ここの洋服はすべてオーダーメイド。この職人技はここアトリエのトレードマークです。デザイナーポーラ・チェッキさんは、世界にひとつしかない洋服を心を込めて作ります。実母のファッションで創作をモットーに!を守り続け、最近ではポーラさんは、洋服に合わせて家具のデザインも手掛けています。
私も次回のリサイタル用のドレスをここで作ってもらおうかと検討中です。
皆さんもイタリアの洋服やドレスをオーダーで作ってみませんか?
そして、形が古くなった毛皮や洋服の今風アレンジもしてくれるそうです。
【データ】
アトリエ・ジュリア・カルラ・チェッキ(ATELIER GIULIACARLA CECCHI)
住所:ヤコポ・ダ・ディアッチェト通り14番地 (Via Jacopo da Diacceto, 14 50123 Firenze Italy)
Tel:055-284269
必ず事前に予約を取って下さい
ケイコ
大学卒業後、中学教員を経てイタリアミラノへ渡伊。フィレンツェ、ローマ、ナポリにも在住。昨年7月よりラスペツィアに移住。ローマ国立アカデミアサンタチェチーリア、イタリア国立音楽院修了。愛の妙薬でイタリアオペラデビュー。イタリアと日本で音楽活動を行う。趣味はF1観戦、ハーブティーを毎日飲む、メルカート(青空市場)で掘り出し物探し。ヨガ、ドッグシッター。兵庫県出身