![ヴィクトリア時代の温室「パーム・ハウス」](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15122208144449962.8.jpg)
キュー王立植物園(ロイヤル・ボタニック・ガーデン・オヴ・キュー)は、1759年創設。18世紀の人々にとって、ここで初めて見る南洋や極東などのエキゾチックな植物は、さぞかし驚嘆と称賛に値するものだったでしょう。
![音楽とともにライトアップされる「パーム・ハウス」や池の噴水](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15122208144454889.8..jpg)
それから250年以上たった今も、キュー・ガーデンの通称でロンドン子に愛されています。したたるような緑と美しい花々を鑑賞できる春・夏は、特に人気のスポット。
でも冬枯れで少し寂しい季節にも、この植物園ならではの美しさを堪能できるんですよ。それが「クリスマス・アット・キュー」。ここ数年、11月下旬から1月初旬まで開催され人気を博しています。
![合唱する木々の小道](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15122208144459355.8..jpg)
繁華街のイルミネーションとは違って、この広大な敷地で丹精こめて育てられている植物が主役です。それらがライトアップされた姿が綺麗なのはもちろんですが、その間を覆いつくす闇とのコントラストがとっても神秘的。
![しばし現実を忘れて立ちつくす光のカーテン](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15122208144462195.5..jpg)
![まるで銀河のようなトンネル](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15122208144465127.6..jpg)
途中には飲み物や軽食を売る屋台があったり、小さなお子様向けの寸劇や触って遊べる仕掛けがあったりして、大人も子供も楽しみ方はさまざま。
![自然の美しさを最大限に引き出すライティング](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15122208144468199.2..jpg)
なにしろ敷地面積が大きいので、ライトアップしたりイルミネーション系オブジェを設置している限定ルートのみを進んでいく方式。それでも一通り見るには、最低でも一時間はかかります。
![クリスマスらしい演出も沢山](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15122208144471056.5..jpg)
歩き疲れた頃には、カフェ併設のショップも出口手前にあります。キュー・ガーデンのオリジナル商品が多いので、ちょっと素敵なお土産探しにも便利。
![賑わうショップ&カフェ](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15122208144473984.6..jpg)
![「パーム・ハウス」をあしらった可愛いクリスマス・オーナメント](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15122208144477138.9..jpg)
今季は2016年1月2日まで開催している「クリスマス・アット・キュー」。暖かい服装に身を包んで、冬の植物園をお散歩してみませんか?
【データ】
キュー王立植物園(ロイヤル・ボタニック・ガーデン・オヴ・キュー)
住所:Kew, Richmond, TW9 3AB
Tel:020 8332 5655
入場料:£16.00(2015年12月現在)
URL:http://www.kew.org/
「クリスマス・アット・キュー」
![小野 雅子](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/writer/58.jpg)
小野 雅子
ロンドン西郊外に住む会社員、職場はヒースロー空港周辺です。在英20年以上の経験値を発揮して、初めてイギリスへいらっしゃる方にも興味深く分かりやすいロンドン観光&生活ガイドとしてお役に立てれば…と思います。個人ブログ「ロンパラ!」はこちら♪