スイスでは、毎年12月6日はサン・ニコラ(サンタさん)の日として祝われています。この日が子供たちの守護聖人とも言われるキリスト教の司教の命日に当たることから、各地でイベントが開かれます。
この日、たまたま訪れたベルン州郊外の街、ヌーヴヴィル(Nueveville)でも、お祭りが開かれていました。
そこで目にしたのが、ギィ(仏語)と呼ばれる宿り木です。幸せのシンボルとして知られるこの植物ですが、伝統的なクリスマスの飾りつけによく登場します。また、風習の一つに宿り木の飾りの下で出会った2人はキスしなければいけないという話もあります。
小さな街のお祭りですので、すぐに見終えたのですが、食べ物やクリスマスグッズを販売している屋台がたくさん並んでいました。また、写真は撮影しませんでしたが、サンタクロースに扮した街の方と写真撮影を待つ子供たちの長蛇の列ができていました。
街中心部の近くには、Bienne湖もあり、お祭りを見終えた後に湖畔を散策するのもお勧めです。サンニコラの日のお祭りは、毎年12月6日のみ開かれているようですが、秋にはこちらでワインのお祭りも開かれていますので、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
【データ】
場所:ヌーヴヴィル・La neuveville
開催日:サンニコラのお祭りは、毎年12月6日。開催時間は、時期が近づくとHPで公開されます。
URL:http://www.laneuveville.ch/ (フランス語のみ)
田山 貴子
日本から欧州移住を目指して求職し、スイスの大企業に雇われて2000年2月よりベルン在住。10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業し、幼稚園から高校までのスイスボーディングスクール留学の現地サポートや、スイス在住日本人仲間と【スイス情報.com】としてスイスの生情報の発信、スイスを訪問する企業や観光客のサポートをしている。ご連絡は、こちらへどうぞ。