この季節になると、数年前の年末、日本の友人がメキシコまで遊びに来てくれた際に、メキシコから年賀状を出したい!という彼女のリクエストに応えるべく、何十枚もの宛名書きを手伝ったことを思い出します。かくいう私も旅行に行ったら友人宛、そして自分宛にも絵葉書を出すのが欠かせないので、彼女の気持ちは凄く良く分かるのです!帰国後、忘れた頃に届く絵葉書は、一手間かけた良いお土産になります。
メキシコは観光地でしたら土産物店や露店ですぐ絵葉書は見つけられます。また、まさに「外国人がイメージするメキシコ」をモチーフにしたような、外国宛に出すのにぴったりなカードが、エディシオネス・マリナルコ(EDICIONES MARINALCO)というメーカーから出ています。下記の写真はシリーズのごく一部ですが、用途が無くても思わず集めてしまう可愛らしさです。
中身はどれも無地で、封筒付きで一枚$20です。残念ながらメーカーのHPが封鎖されているので売っている場所が特定できないのですが、一般の文房具店や百貨店では取り扱いが無く、美術館のミュージアムショップに置いてあることが多いようです。
私の歩いて探した限りでは、メキシコシティのルフィーノ・タマヨ美術館(Museo Rufino Tamayo)、モンテレイのメキシコ歴史博物館(Museo de Historia Mexicana)のミュージアムショップで取り扱いがあります。
今回私が絵葉書と各種カードを購入したのは、メキシコ歴史博物館のミュージアムショップ。こちらは博物館に入場しないと利用できないのですが、火曜と日曜は入場無料の上、20時まで開館していますので、気軽に利用できます。カフェも併設されていますし(こちらは博物館に入場せず、カフェのみの利用も可能)、郵便局も歩いて行ける距離なので、「カードを買う→書く→出す」が一度にできます。
旅行中の郵便はホテルのフロントに頼む方も多いと思うのですが、メキシコはただでさえ郵便事情があまり良くないので、少しでも間に入る人出を減らして紛失のリスクを避けるため、私はいつも直接郵便局で出しています。値段はハガキでもカードでも、日本までなら一通$15です。郵便局は基本的に平日のみの営業ですが、街の中心部にある郵便局なら、週末も空いているところがあります。
切手は日本同様、普通の切手から各種記念切手まで、色々な柄のものから選ぶことができます。「日本行き」と頼めば、国名の印字された切手を貰うことも可能です。効果のほどは分かりませんが、国名が入っていると、無事届く確率が上がるような気がして安心できます。
ちなみに、「日本行きの切手を○枚ください」は、「○ エスタンピージャス パラ ハポン、ポル ファボール(○ estampillas para Japón, por favor.)」です(○には数字を入れてください)。
どれくらいで着くと時間を割り出せないのが残念ですが、帰国後の「待つ楽しみ」に、友人宛にも自分宛にも、今年はメキシコから年賀状を出してみてはどうでしょうか。良い記念になること間違い無しです!
【データ】
名称:メキシコ歴史博物館(Museo de Historia Mexicana)
住所:Calle Doctor José Ma. Coss 445, Centro, 64000 Monterrey, N.L.
Tel:01 81 2033 9898
営業時間:火・日曜日(10:00〜20:00)、水〜土曜日(10:00〜18:00)、
休館日:日曜日
入場料:$40、ただし火・日は無料
アクセス:メトロ2号線、サラゴサ駅(Zaragoza)から徒歩10分
URL:http://www.3museos.com/sobre-3-museos/museo-de-historia-mexicana/
Sayaka
初めてのメキシコは、一年間の語学留学で訪れたメキシコシティ。今は仕事の都合で、二度目のメキシコ生活を通称「美男美女の街」「肉の街」のモンテレイで送っています。(名前に偽りなく、確かに美男美女は多いし、肉は美味しいです!)旅先で欠かせないのは、スーパーマーケット巡り・絵葉書を書く・各地の公共交通機関に乗ること。まだまだ旅行情報の少ないメキシコ、自分が「あったら便利」と思う情報を、どんどん共有していきたいと思います。