シンガポールと言えばマーライオン。昔から世界三大がっかり名所なんて言われてきましたが、2002年に移設された後、背後には由緒あるフラトンホテルとシンガポールの経済成長を象徴する金融街、川を挟んだ前方には数年前に完成したマリーナベイサンズが見える絶景となり、がっかりする人も減ったのではないでしょうか(注)。今回は、自分買いやお土産にしてもがっかりしない、そんなおすすめマーライオングッズをご紹介します。
注:現在マーライオンの修繕工事が2015年12月24日まで行われています。12月25日から2016年1月3日までは普段通り写真撮影などが楽しめますが、1月4日〜8日には定期清掃も予定されていますので、この期間中に行ってがっかりしないようご注意ください!
マーライオンファンの筆者が集めたグッズの中で、一番気に入っているのはこちらの陶器マグネット。実は、シンガポールのギャラリー店舗スーパーママ (Supermama) と、日本の有田焼の会社キハラ (KIHARA) のオリジナルコラボ商品です。シンガポール発のデザインと、商品の質の良さに惹かれるだけではなく、5枚ほどのコピー用紙をしっかりとめてくれて実用的。有田焼なのでお値段は高めですが、使っているだけで何となく嬉しい気持ちになる良品です。 (スーパーママでS$20)
世界中で流行っている「キープ・カーム・アンド・キャリー・オン (Keep Calm and Carry On) 」というデザイン。もともとは第二次世界大戦中に英国で作られたポスターからきているのですが、そのデザインを使った商品や、パロディー物が近年続々と発売されています。そのひとつとして、このトートバッグには、マーライオンが王冠をかぶっている絵と、語尾に「ラ(Lah)」が付くシンガポール独特の英語(シングリッシュ)がデザインされています。”Keep Calm and Relax Lah" の意味は「平静を保ち、リラックスしてね〜」という感じでしょうか。シンガポールらしいユニークな一品です。A4サイズもゆったり入り、底は10センチ程のマチ付き。肩からかけられて使いやすいトートです。(雑貨店ナイーズ(Naiise) でS$26.9 )
マーライオンの形のシリコン製氷器は、氷を作る時にちょっと苦労しましたが、出来上がりは予想以上!細かいラインまでしっかり出てちょっと感動しました。チョコ型としても使えそうですし、キッチンでインテリアとして飾っても面白いかも。(ナイーズでS$19.9)
ちょっとキュートなぬいぐるみも見つけました。これまでマーライオンのぬいぐるみやマスコットは、デザインや色もイマイチでどうしても買う気にならなかったのですが、これならシンプルでいいかも。大きさは30センチ程。(ナイーズでS$20)
こちらのハードカバーノートはデザインが魅力的。さりげなく立っているマーライオンに加え、裏表紙にはマリーナベイサンズなどシンガポールの名所が描かれていて、中は無地160ページ。しっかりした製本で赤のゴムバンドと赤の紐のしおり付。サイズはモレスキンノートのラージサイズと一緒 (13cm x 21cm)。筆者も旅コラム取材用に使っていますが、紙の質もよく気に入ってます。(ナイーズでS$18.9)
スーパーなどで見かけるマーライオンクッキーやチョコ。見た目が可愛いのでお土産する人も多いですが、個人的には味がイマイチのような気がして、数年前に日本でばらまいた後は買っていません。
そこで、クッキーに代わるマーライオン菓子でオススメなのは、キャンディリシャス (candylicious) というお菓子専門店オリジナル商品のマーライオンキャンディー (S$13) 。マンゴー、パイナップル、ライチ、ココナッツ、パッションフルーツ味の5種類のマーライオン型キャンディーが40個ほど箱に入っています。個別包装されているので、ばらまき土産にも使いやすそう。また、インパクトがあるのは、10センチほどの大型コインチョコ (S$5)。こちらも同店のオリジナル商品で、色はゴールド以外にシルバー、青、ピンクなどがあります。ちなみに、一緒に写真にうつっているのは、2013年から市中に出回っている本物のシンガポール1ドルコインです。こちらもマーライオン柄なので、旅の思い出にひとつ大事に取っておくのもいいかもしれませんね。
クッキーより高いですが味が確かなのは、シンガポール限定マーライオン缶に入った神戸風月堂ゴーフル。日本で売ってるものと味は同じですが、現地のお菓子を買って冒険するのはちょっと。。。という相手へのお土産に使えそうです 。(シンガポール高島屋地下2階の風月堂ショップでS$9)
話のタネになりそうなのが、中に小豆あんこやクリームが入っているマーライン焼き。上品な味というよりは普通に美味しい、日本人には食べやすいお饅頭です。賞味期限が長くないので、日本に帰国する直前に買うか、現地で食べる方がいいかもしれません。 (高島屋地下2階の札幌プチドーナッツ (Sapporo Petit Doughnut) で、10個入りS$5.8、15個入りS$8.4)
セントーサ島のマーライオンタワーのギフトショップには様々なマーライオングッズが売っています。先日行った時に、あまり街中で見かけないマーライオン柄のウエットティッシュ (S$2.5) を自分用に、プラスチック製の貯金箱 (中にチョコが入っていてS$6.9) は娘用に買いました。また、バティック柄 (東南アジアの特産品ろうけつ染め布地) にマーライオンが描かれているトランプは、ケース付でお手頃価格(S$5.9) 。
そしてマーライオンやシンガポールの名所のイラストが楽しめるエコバック。エコバッグと同じ柄のカラフルな収納ポーチは、鞄の中でも目立って助かります。(大半のデパートの旅行用品売り場などでS$13.9)
最後になりましたが、このガラス製のミニマーライオンは、筆者が数年前に買って気に入っているもの。他のガラス製の置物と一緒に飾ると高級感が出て (本当はS$10前後) 、ちょっとした宝物になっています。今回コラムを書くにあたり、これを買ったお店に探しに行ったのですが、色やサイズが違う物はあるものの、このシンプルなミニマーライオンは残念ながら見つかりませんでした。でも、どこかのお土産屋さんにまだあるかもしれません!
シンガポールには正式に認められているマーライオン像が5つあります。口から水を吐く一番有名なマーライオンと、その後ろにいるミニマーライオン、セントーサ島にある37メートルのマーライオンタワー、そしてシンガポール政府観光局、フェーバー山にある像です。それ以外にも、リゾート・ワールド・セントーサにあるカラフルなマーライオンとの記念撮影もオススメです。そして、ショッピングセンター・ビボシティ内のトイザらス (Toys"R"Us) に、レゴで作られたマーライオンがあるのをご存知ですか?グッズ探しついでに、こちらもお見逃しなく!
【データ】
スーパーママ (Supermama)
住所:177 River Valley Road, Liang Court #02-36, Singapore 179030
営業時間:11:00〜20:00
http://supermamastore.com/
ナイーズ (Naiise)
住所:6 Eu Tong Sen Street, Central #02-23, Singapore 059817
営業時間:11:00〜22:00
URL : http://naiise.com/
他の支店情報は:http://naiise.com/pages/stores
備考:店舗によって在庫状況が異なり、ご紹介した商品が必ずしも店頭にあるとは限りません。オンラインストアが充実しているので、日本から注文しシンガポールのお店で支払い・商品ピックアップするのも1つのオプションです。
キャンディリシャス (candylicious)
住所:1 Harbourfront Walk, VivoCity #02-41, Singapore 098585
営業時間:10:00〜22:00
URL:http://www.candyliciousshop.com/
シンガポール高島屋 (Takashimaya Singapore)
住所:391 Orchard Road, Singapore 238873
URL:https://www.takashimaya.co.jp/singapore/event/
営業時間は不定期なのでウェブで確認を
セントーサ・マーライオンショップ (Sentosa Merlion Shop)
住所:30 Imbiah Road, Sentosa Island, Singapore
営業時間:10:00〜20:00
URL:http://merlion.sentosa.com.sg/jp/index.aspx
トイザらス・ビボシティ店 (Toys"R"Us)
住所:1 Harbourfront Walk, VivoCity #02-182/3, Singapore 098585
営業時間:10:00〜22:00
URL:http://www.toysrus.com.sg/
北野 洋子
2010年末よりシンガポール在住。元ロイター通信記者。
旅先では現地の人の生活を見るのが好きで、シンガポールでもホーカーセンターやローカル店での小さな発見を日々楽しむ。年間パスで何度も通うほどシンガポール動物園がお気に入り。