ドバイにはメトロ(という名でほぼ地上を走ります)、トラム、バス、タクシーという交通手段があります。バスを利用して観光している方もよく見かけますので、利用方法をご紹介します。
バス停は写真のようなタイプがあります。
室内型のバス停は空調が効いていますので、夏は避暑地のような役割も果たします。しかし、炎天下50℃にも関わらず空調が壊れていることもあります。そんな時は扉を空けた瞬間、温めに温め抜かれた室内の熱気に地獄を見ることもしばしば。仕方ないですね。バス停内には路線地図がありますので現在地を確認できます。
室内型のバス停には時刻表モニターがあります。何番のバスがあと何分で来るのか教えてくれるので便利ですね。バスがやってきたら、手を横に出して「停まってください」と合図をしましょう。
入り口は全ドアですが、男性は前方(女性専用)以外から乗車してください。各入り口にあるこの機械にノルカードをかざし「ピッ」という音か「残額表示」を確認します。
※注意
ドバイのバスは現金支払いはできません。メトロやトラムの駅で「ノルカード」というカードを購入し、いくらか入金した状態(もしくは一日乗り放題券)で乗るようにする必要があります。ノルカードの券売機が設置されているバス停もありますが数少ないです。
バス内は極めて綺麗です!乗り心地もバッチリ!
バス内が綺麗を保たれている理由は、ドバイではおなじみの厳格なルール設定故です。どれだけ暑い真夏でも水を飲むことすらできません。これはなかなか厳しく感じることもありますが、飲んでいる人は誰一人いませんね。我慢です...
写真では見にくいですが、窓やバス内の壁にはルールと罰金の詳細が書かれています。
*罰金の例*
ノルカード不携帯や残金不足...200AED(約6600円)
飲食をしたら...100AED(約3300円)
居眠りしたら...300AED(約9900円)
酒を持ち込んだら...200AED(約6600円)
運転手を邪魔する行動をとると...300AED(9900円)
などなど...
バス前方には案内モニターがあります。次の駅がどこなのか表示されますが、違うバス停が表示されていることもありますので、降車駅を知らせてもらうよう、周りの乗客や運転手にお願いしてみましょう。
降車時は、日本のバスと同じように席や壁についている「STOP」ボタンを押します。停車したら、出口を出る前にまた、赤い機械にノルカードをかざし「ピッ」と音が鳴るのを確認します。
ドバイの路線バスは安全で快適です。観光で簡単にバスを利用するなら「8番」がオススメ!8番バスについては後日記事を書こうと思います。
【おさらい】
1.ノルカードを事前に購入する
2.バスが来たら手を横にだしてバスを停める
3.入り口の赤い機械にノルカードをかざす
4.適切な席に座る(女性専用車は前方)
5.降車時は「STOP」ボタンで知らせる
6.出口の赤い機械にノルカードをかざす
サリー
アラブ首長国連邦はドバイで暮らしています。超高層ビルが立ち並び、200以上の人種が暮らすドバイ。ふと横に目をやると、モスク。そして町の奥には砂漠。近代と昔ながらが混在する国際都市ドバイから、面白いアラブの世界を紹介します。