フランス初めてオープンした猫カフェ「カフェ・デ・シャ」に続き、パリにはもう1つ猫カフェ「シャ・マロウ・カフェ(Chat Mallow Café)」があります。カフェ・デ・シャは、どちらかというと普通のパリのカフェに猫を遊ばせている感じであるのに対し、シャ・マロウ・カフェはパステルカラーのかわいらしいインテリアです。入口で手を殺菌し中に入ってみましょう!
カフェ・デ・シャと同様に、シャ・マロウ・カフェも時間制で料金が発生するわけではなく、何か注文すれば好きなだけ滞在できます。閉店時間も22時とカフェ・デ・シャと同様に、夜まで営業しています。
カフェ・デ・シャのメニューが、他のパリのよくあるカフェと同じ価格帯であるのに対し、シャ・マロウ・カフェは全体に高めの設定。その代わり、店内の内装は日本の猫カフェに近く、全体的に一工夫されています。どちらかというとシャ・マロウ・カフェの方がより商業的な印象です。
カフェ・デ・シャの猫がすべて里親として引き取ったもに対し、シャ・マロウ・カフェにいる猫は特定のブリーダーから来たものと、引き取ったものがいます。
店内で使われている猫グッズや家具、マグカップはすべて購入可。ショールームの役割も果たしています。気に入ったものがあればオーダーできます。またカフェで猫の売買はしていませんが、相談によっては里親として(売買するのではなく)引き取ることも可能だそうです。
カフェ・デ・シャの成功をきっかけに、パリだけでなくフランス全土で増えつつある猫カフェ。猫好きの人は各店を巡ってみて、それぞれの違いを楽しんでも良いですね。
【データ】
店名:シャ・マロウ・カフェ(Chat Mallow Café)
住所:30, rue des Volontaires 75015 Paris
URL:http://www.chatmallowscafe.fr/
営業時間:12:00〜22:00
定休日:月曜
加藤 亨延
ジャーナリスト。日本の雑誌に海外事情を寄稿。専門は日・英・仏の比較文化。ロンドンにて公共政策学修士を修了後、東京で雑誌、ガイドブック制作に携わる。2009年9月よりパリ在住。取材などで訪れた先は約60ヵ国800都市。現地コーディネートも担当。趣味は飲物。各国蔵元とミネラルウォーターの源泉へ足を運ぶことがライフワーク。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。ご連絡はこちらまで。