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カンボジア負の遺産・トゥール・スレン博物館で歴史を学ぶ

   
Ryyyu
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博物館内にある、ドクロで描かれたカンボジア地図

こんにちは!
みなさん、カンボジアと聞いて、何を思い浮かべますか?おそらく、真っ先に思い浮かぶのは、アンコールワット遺跡でしょうか。それらの遺跡群は、シェムリアップという街を拠点に点在しており、カンボジアを訪れるほとんどの方が、足を運んでいることと思います。

しかし、今回ご紹介するのは、カンボジアの首都であるプノンペンにある、ある博物館です。

博物館の入り口

この博物館の名前は、トゥール・スレン博物館と言います。1975年、政権交代によって国家元首となったポル・ポトという人物は、原始共産主義という理想を掲げ、国のシステム変更に着手しました。その実態は、資本主義を完全否定し、教育、通貨、歴史など、既存の文化を悪とみなす、時代に逆行したものでした。

都市部の住民は、遠隔地に強制移住を余儀なくされ、農業に従事させられ、医者や教師などの知識人は、収容所で拷問にかけられ、その多くが殺害されました。
そう。トゥール・スレン博物館は、かつての政治犯収容所なのです。

収容者の写真

館内は、収容所達の写真が、壁一面に飾られています。この収容所では、拷問や処刑を行う前に、一人一人の顔写真を撮影していたようです。多くの人は、悲しみや絶望を通り越しのか、感情のない無表情な顔で写真に収まっています。

かつての拷問部屋

ここは、かつて拷問で使われた部屋がそのまま残されています。鉄製のベッドの上には、体を縛り付ける鎖のようなものが置いてあるのが確認できます。

この他にも、当時の拷問を描いたイラストなども展示されていますが、写真を撮るのが憚れるほど残虐なものでしたし、写真で記録するよりも、このような残虐行為が、そう遠くない昔に、日本から近い国で起きていたという事実を「知る」ということに、意義があるのではないかと感じました。

今は平和なプノンペン

正直、後味のよい観光スポットとは言えないかもしれませんが、自分の目でカンボジアの不遇な歴史の一端を確かめることで、よりその国に対する理解が深まり、滞在期間に見える風景も違ったものになるのではないでしょうか。

【データ】
トゥール・スレン博物館
住所:Corner of Street 113 & St 350, Phnom Penh, Cambodia
URL:http://www.tuolslenggenocidemuseum.com/#_=_

Ryyyu

Ryyyu
東京都出身、東京都在住。会社員。2010年に当時勤めていた会社を退職し、世界各国を旅する。 現在、都内の会社で働きながら、旅行記を作成中。よろしければご覧下さい。
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