***このお店は、2016年5月末に閉店しました。***
1914年に造られた酒の醸造所跡地にできた、アートをテーマとした複合施設が「華山1914文化創意産業園區」です。様々なショップやライブハウス、カフェ、展示スペースなどがある人気のスポットです。
この施設の中にある、台湾料理のビュッフェレストラン「青葉新楽園」をご紹介します。
華山1914文化創意園區へは、地下鉄板南線の忠孝新生駅から徒歩3分です。
上の写真は、華山1914文化創意園區の入口で、正面に創建当初からの建物が残されており、背後にある近代的なビルとのコントラストが印象的です。
中の方に入って行くと、大きな倉庫が並んでいます。当時は酒蔵でしたが、今ではイベントスペースとして利用されています。
華山1914文化創意園區の、正面やや左側の通路を入って行くと、すぐに「青葉新楽園」の入口に到達します。
このお店は、創業50年、台湾料理の老舗「青葉」がプロデュースするビュッフェスタイルのレストランです。ビュッフェスタイルでもちろん食べ放題、しかも味の方も確かで、地元の人たちにも観光客にも人気のお店です。
こちらも醸造所時代の建物をそのまま利用しており、とても趣があります。夜になって、明りが灯るとなかなかいいムードです。
店内は天井が高く、ゆったりとしており、おしゃべりをしながらゆっくり時間をかけて食事をするのにもってこいです。
お店に入ったら、さっそく料理を取りに行きましょう。
お料理が並んでいるレーンは2つあり、それぞれ違うお料理が並んでいます。
こちらのレーンには、主に主菜となるお料理やご飯ものが並んでいます。
小さなカニが山盛りになっていました。「ヒラツメガニ」という蟹で日本でも北海道、山形、茨城などで食べられているカニです。中には卵がつまっておりとても濃厚な味でした。
(*料理の内容は随時変わります。)
小エビとアスパラガスの天ぷらです。
サクサクした衣には味が付いており、いくらでも食べられそうです。
こちらは、青葉名物のカラスミチャーハンです。高級食材のカラスミの角切りがたくさん入った贅沢な逸品です。これは必食です!
ご飯ものは、このほか魯肉飯(ルーローハン)もあります。
こちらが2つめのビュッフェレーンです。
前菜、デザート、飲み物はこちらに並んでいます。
玉ねぎと牛肉の和え物、ゆでたエビなどが並んでいました。
台湾ビールも飲み放題です!
ソフトドリンクもあります。
デザートも、ミニケーキ、フルーツ、プリン、パイナップルケーキなど様々なものが並んでいます。
この日の料理を盛り付けてみました。
さて、普通のビュッフェレストランですと、話はここで終わりなのですが、「青葉新楽園」では、3つの方法で料理をいただくことができます。
店の中央に屋台コーナーがあります。
寿司、蒸し物、焼き物、担仔麺、スープなどを注文できます。
料理名を書いたプレートが並んでおり、そこには日本語も書いてありますので簡単に注文することができます。
担仔麺を注文してみました。
あっさりしたスープに、腰のある卵麺がよく合います。
豚ばら肉ともやしのせいろ蒸しです。
この他、牡蠣の卵焼き、仏跳びスープ、蒸しおこわなどがあります。
熱々の料理を食べられるのがうれしいですね。
さて、続いて3つ目の方法です。
テーブルの上に、何気なくメニューが置かれています。
これは別料金かと思って敬遠してしまいそうですが、なんとここに書いてある料理もビュッフェ料金に含まれているのです。メニューの数こそ少ないですが、どれもおいしそうな料理で出来たてのものが食べられます。注文してから少し時間がかかるので、テーブルに着いたらまず、このメニューの中から好みのものを注文しましょう。
なお、裏面に書かれているワインや中国酒のメニューは別途料金が必要ですのでご注意を。
メニューから注文した、牛肉と葱の炒め物です。醤油ベースの味付けで、胡椒が効いておりとてもおいしいお料理です。この他、鶏のから揚げや揚げ豆腐のもろみ和えなどがありました。
(*メニューの内容は随時変更になります。)
「青葉新楽園」は、ランチ、ディナーともにビュッフェ形式で営業しています。価格は、どちらも大人1名につきNT$720です(平日に限りランチNT$580)。6歳以下の幼児は、NT$100、12歳以下の子供は半額です。
レーンに並んだ料理、屋台の料理、そしてテーブルで注文した料理も食べ放題、ビールやソフトドリンクも飲み放題ということを考えると、NT$720(約2800円)も決して高くありません。
台北の街を遊びつくして、十分お腹を減らしたら、「青葉新楽園」にチャレンジしてみてください。
【データ】
店名:青葉新楽園
住所:台北市八徳路1段1号 華山文化創意園區・中七館
Tel:02-3322-2009
営業時間:ランチ 平日(12:00~14:30)、休日(11:30~15:00)
ディナー平日(17:30~21:30、休日(17:00~21:30)
阿部 吾郎
24年間旅行会社に勤務した後、2013年に独立し「トラベルガイド株式会社」を設立。「人がそこに行きたくなる写真」をテーマに国内外で写真撮影を行っている。同社が運営するマレーシアの旅行情報サイト、トラベルガイド・マレーシアにも自身で撮影した写真が多数使われている。その他、旅行写真素材の販売、旅行記事の執筆、旅行会社へのコンサルティングなどを手掛る。最近はマレーシアに年4~5回程度渡航。その他、旅行会社時代の経験も含め得意な方面は、台湾、香港、マカオ、シンガポール、アイスランドなど。