Hola!今日は、南米コロンビアはメデジンという街のメトロカブレをご紹介します。メトロカブレとは、メデジンの公共交通機関であるロープウェイの名称で、日々、市民の足として活躍しています。
改札をくぐり、いざ出発!
動いているゴンドラに乗り込むので、最初は少し戸惑うかもしれません。これから空の旅のスタートです!
四方を山々に囲まれたメデジンのスカイラインは、とても美しいです。こんな景色を眺めながらの移動が日常の足だなんて、メデジン市民は贅沢ですね。
高度が上がるにつれ、トタン屋根の家が目立つようになります。これは、所得の低い人々が、山の斜面に住居を構えているためです。メデジンでは、標高の高い場所ほど家賃が安く、低い場所ほど家賃が高いのです。人々が働く場所や公共機関などは低地にあるため、標高が上がれば上がるほど、交通費と時間が余分にかかるので、安定した所得のある人は、「低い」場所に住みたがるのです。ブラジルなんかでも、スラムは山の斜面にあると言いますしね。
少しシリアスな話もしてしまいましたが、日本以外の国を旅すると、富裕層、一般層、そして貧困層の線引きがはっきりしていて、見て見ぬ振りをしてしまうことも多いかと思います。しかし、そんな部分も「知る」ことで、より有意義な旅になるのではないでしょうか。新しい知識、考え方を得ることが、旅の目的の一つであると、私は思っています。
ちなみにこのメデジン、2013年には、「今年の最も革新的な都市」というランキングで、1位になった実績があります。今回ご紹介したメトロカブレはもとより、中心部には近代的な美術館や、図書館があり、街の景観も美しいです。南米へ旅行の際には、候補の一つに加えてみてはいかがでしょうか。