ブルードアもちろん青いドアという意味ですが、もう一つアメリカで最も予約の取れないレストラン「フレンチランドリー」の意味でもあります。揺るぎないミシュラン三ツ星のレストランのドアは意外とこじんまりしていて、アットホームな雰囲気が漂っていました。
11月も後半に入ると、ワインの産地ナパバレーは一年で最も色鮮やかになりヤウントビル(Yountville)の紅葉した風景の中あちこちで撮影が行われています。
全米はおろか世界中からグルメ、セレブ、各界の要人ととにかく一生に一度は行ってみたいレストランなのです。
アミューズが「こんにちは」って言っているみたいで、こちらも「どうぞよろしくお願いします」と言いながらパクリ。
この下には、黒トリュフが隠れてる。
「ここのシグネチャーディッシュよ〜〜」と下調べをしてきた友人たちが大興奮。とっても綺麗ですが、かき混ぜてキャビアとソースを牡蠣に絡めて食べるとすごく美味しい。
酒蒸し(のような感じ)に若干柚子の香りがするムース。レストランリビューを見てると日本の食材を使うことがよくあるそうですが、まさにこの一皿がそうかもしれません。
待ってました、フォアグラ!!ブリオッシュと共に登場してきた。この後スモークドレインボウトラウトやブションのパンも少しずついただきハウスワインとしているモディカム(Modeicum Red wine2011)をお願いした。
わりあいたっぷりとしたサイズのロブスターテールで、ちょっとナイフ切りにくかったけど、クリームソースとカリフラワーのピュレで美味しくいただきました。
ここで食事をした知り合い全員が、土産話としてするのが、この「桐箱入りトリュフ」追加注文なので頼まなくてもいいんだけど、やっぱり頼まなくてはいけない雰囲気になると言っていたのです。こうして現れると確かにみんなで一口ずつでもせっかく来たのだから頼んでみるかという気分になりました。百聞は一見に如かず、生まれて初めてこんな大きな白トリュフみた。リゾットの上に惜しみなくすりおろし...。
これは二人で分けっこして食べましたが、一皿175ドルなり!人生で最も高いリゾットでした。しかし美味絶賛、トリュフにはこだわりがほとんどなかったけど、これからはこだわって生きていこう!そう思った瞬間でした。これと一緒にうずらののコンフィも出てきてそれも美味しかったけど、トリュフの珍しさの印象が強く残りましたですよん。
じっくりローストしたラム。ラム自体が好き嫌いがあるけど、これは独特の香りがさほど強くなく柔らかくて食べやすくお見事な一皿。食事を共にした方の一人が菜食主義(ビーガン)だったのですが、メインはセロリアックのロースト。シェフテイスティングコースメニューだけで、アラカルトはありません。ビーガン用もあるので予約の際伝えておくといいですよ。写真にはありませんがベジコースも捨てがたかった。
アミューズ、デザート以外で全部で9コース、金土日は昼間もオープンしていてコースの内容は夜と同じです。通常コースが$300、ビーガンコースが$295。さて、お酒をたしなまれる方、ワインの飲んでみようと思う方、アイパッドワインリストを見てみるといつまでも続くページに驚かれると思いますが、そこは、勇気を振り絞ってソムリエの方に聞いてみてください。勿論予算的に何の問題もなければいいのですが、ハウスワインとして何種類か用意してあるので思い切って聞いてみてください。私たちは今回、5人でハーフボトルを2本($115、$125)フルボトル1本頼むより比較しながら飲むことができたのでとても楽しめました。
約5時間の超優雅なランチの締めくくり。こちらは可愛いボックスに入れてもらいお土産にしてもらいまた。
【データ】
店名:ザ・フレンチランドリー
住所:6640 Washington St Yountville CA 94599
電話:1-707-944-2380
営業時間:ランチ金~日曜日(11:00〜)、ディナー毎日(17:30〜)
URL: https://www.thomaskeller.com/tfl
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ市内小さなアパート在住。未だ修学旅行気分の生活で激変するベイエリアの旬のネタをアナログ的な視点でお届けします。認定フードコーディネーター。好きな事:見物。