冬のミュンヘンを訪れると、寒くて観光どころではない。そう思ってしまう方もいらっしゃるかもしれない程、真冬は極寒のミュンヘン。
そんな寒いミュンヘンを楽しむコツといえば、暖かい場所を回ること。
そんな時に欠かせないのが、博物館や美術館です。
まずは、ミュンヘン市内にある大きな博物館、ドイツ博物館(Deutsches Museum)です。
こちらは1925年に開館して、90年目になるドイツの技術や科学に関する資料や展示物を集めた博物館で、1日では回りきれないほどの広さを誇っています。
海運、鉄道、航空学、宇宙学、農業や鉱業に至るまで幅広い技術に関する展示が行われています。
さらに、これから将来を担う子供たちが技術に興味を持ちやすいよう、クイズ形式になった質問コーナーがたくさんあり、学校の課外授業の場としても活用されています。
こちらのドイツ博物館は、ドイツ語だけでなく英語での表記もされているので、安心してみて回ることができます。
各所にイスも設けてあり、ちょっと疲れた時に一休みも可能。
学術員も多数在籍していて、自分の知りたい分野の場所で詳しい話を聞くことも可能です。
2階にあがってみると、世界の製紙の歴史コーナーがあり、日本で昔使われていた木製の製紙機械もありました。
さらには、その昔の方法で紙を作ってみようという体験コーナーもあります。
上はその写真で、学術員が画面右手前の紙が溶かしてある水から、型に紙を流しいれて、台の上に移している模様です。
出来上がりは和紙のようになります。
学術員の背後にたくさん吊るしてあるのが、乾かした紙です。
この製紙の最中に、何度も実物に触らせてくれるので飽きません。
科学に興味がなくても、歴史も学べる博物館としてドイツ博物館はミュンヘン観光のリストに入れることを是非お薦めします。
館内にはカフェも併設されており、ロッカーもありますので楽しめること間違いなし。
是非ドイツの技術を堪能してください。
【データ】
ドイツ博物館Deutsches Museum
住所:Museumsinsel 1 80538 München
開館時間:9:00~17:00
URL(英語あり):http://www.deutsches-museum.de/index.php