![地球をイメージした透明の球体に、南国の自然を再現したケーキ](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15112120441091147.7.jpg)
もうすぐクリスマス。クリスマスケーキをどうしようかな?と考えていらっしゃる方も多いかもしれませんね。せっかくシンガポールで迎えるクリスマス、南国ならではの景色を映した、テラリウム(ガラス製の箱庭のようなもの)風のクリスマスケーキはいかがでしょうか?
![テラリウム(Terrarium、小S$20、大S$120)](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15112120441095010..jpg)
美しいテラリウムを制作したのは、シンガポールを代表チームを率いて、世界的なコンクールに何度も出場している、パン・コック・ケオン(Pang Kok Keong)シェフ。
シンガポールならではの、南国の自然をモチーフにしたテラリウムの中身はすべて食べられます。ベースになっているのは、チョコレートのクリームとスポンジ、そして、パッションフルーツのクリーム。中にはラム酒でフランベされたバナナや、スモークの香りをまとったアーモンドのヌガーも入っていて、重層的な味が楽しめます。飾りの部分以外のチョコレートはすべて、最高級のヴァローナのマンジャリ(Manjari)チョコレートのみを使用。「ベリーの香りのあるマンジャリチョコレートは、フルーツとの相性がぴったりで気に入っているんだ」とパンシェフは話します。表面の蝶はホワイトチョコレート、かわいらしいキノコはメレンゲ、草は抹茶スポンジ、小石はレーズンをチョコレートコーティングしたもの。小は2人くらいのサイズ、大は10〜12人前ということでした。
![「クリスマスケーキはいかが?」陽気なパンシェフ](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15112120441097193.2..jpg)
![甘くないクリスマスケーキという発想が斬新](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15112121151184802.5..jpg)
もう一つ、おすすめしたいのがラ・フォーレ(La Foret、S$75)。クリスマスパーティなどで、ケーキを持っていったら、他の人とかぶってしまったり、甘いものが多すぎて結局食べきれなかったり、ということ、ありますよね?こちらは、サンドイッチで作った甘くないケーキ。ケーキの華やかさはありつつも、食事系としても楽しめる優れものです。しかも、表面はパルマハム、クリーム部分はマスカルポーネチーズ、そしてクルミとイチジクのパンの間には、鴨のリエットやフォワグラのムース、鶏肉のミモザ仕立て、そしてトマトとオニオンのコンフィが層をなした、盛りだくさんの内容。チーズがベースで、リエットやフォワグラ入り。そう、もちろんワインとの相性もばっちりです。
![ワインにもぴったりの具材が何層にも重なっている](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15112121151187427.1..jpg)
そして、みんなでわいわい楽しみたいおすすめのデザートは、オーナメント風のこのボールは、「ジングルベル」ならぬ、「ジングル・ボール(Jingle Ball)」(写真は小でS$18、大はS$65)。チョコレートの殻を割ると、中からチョコレートサブレやアーモンドのヌガティーヌなど、様々なお菓子が飛び出してきます。クリスマスツリーの横にさりげなく置いておいて、実はデザート……という仕掛けも楽しそう。何よりも、このアクションが大人も子どももとっても盛り上がります!
![中から色々な味のチョコレート菓子が飛び出して来ます](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15112121151189938.2..jpg)
このほかにも、「アナと雪の女王」にはまったお嬢さんがいるご家庭は外せない?その名も雪の女王という名前の、 スノークイーン(Snow Queen、写真は小でS$55、大はS$90)。涼しげな白にベビーブルーのアクセントが軽いフィナンシェの生地に、バニラクリームチーズ、パッションフルーツのクリーム、ラズベリーマーマレードなどが入っています。クリームチーズですが重すぎず、程よいコクがあるチーズケーキに仕上がっています。
![表面にキラキラしたしずくが輝く「スノークイーン」](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15112121151192313..jpg)
かわいらしいパッケージに入ったチョコレート掛けのレモンピールやオレンジピール、マカロンなど、定番のお菓子もそろっています。シンガポールを代表するペストリーシェフのお菓子、ちょっとした手土産にもぴったりですよ!
![ちょっとした手土産にぴったりのお菓子も](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15112121151194761.8..jpg)
お邪魔した、MRTラベンダー駅のそばの本店以外にも、マンダリンギャラリー内と、ソフィテル・ソーホテルのロビーにあるお店でも買うことができます。そして、こちらにはレストランも併設されていて、カフェとして利用したり、食事をすることもできますので、ゆっくりお茶とおしゃべりを楽しんだ後、ケーキと手土産を買って帰る、なんて使い方ができます。パンシェフは、これからはレストランのメニューも、もっと充実させていきたいと話していたので、こちらも楽しみです!
![ヨーロッパをイメージした店内は明るい雰囲気](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15112121151197364.9..jpg)
【データ】
アントワネット(Antoinette)
住所:30 Penhas Road (off Lavender Street) Singapore,208188
Tel: +65-6293-3121
営業時間:月曜〜木曜(11:00〜22:00)、金曜、祝前日(11:00〜23:00)、土曜(10:00〜23:00)、日曜、祝日(10:00〜22:00)
定休日:なし
最寄駅:MRTラベンダー駅(徒歩3分)
![アントワネット](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15112121301360284..jpg)
![仲山 今日子](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/writer/50.jpg)
仲山 今日子
元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイド。ブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。