ミャンマーのガイドブックには「必ず」掲載されている不思議な岩。
「ゴールデンロック」はヤンゴンから約200kmの場所にあり、日帰り旅行も可能である。
ゴールデンロックへはタクシーのチャーターをして向かうことになった。この際もタクシーとの交渉が必要となるのだが、私たちは約$90程でチャーターすることができた。
ゴールデンロックへの拠点となる町はキンプンと呼ばれる町だ。
ミャンマー中、世界中からゴールデンロックを拝むためたくさんの観光客がひしめき合っている。
湖の町で、タクシーから乗り合いバス(トラックの荷台に人がぎゅうぎゅうに詰められたもの)に乗り換えます。
乗り合いバスは、整理券などは無く完全に早い者勝ち。トラックにいっぱいになると発車です。
この乗り合いバス、本当に乗り心地が「物凄い」。簡易のベンチがトラックの荷台に乗っているところに、これでもかという量の人が乗っているので手すりにも満足につかまることができない。
また、道路は舗装されていないためジェットコースター並みに揺れる。
30分ほど、そんな悪路を走るのだ。私は軽くムチ打ち状態、隣の席のご夫人は見事に車酔いになっていた。
そんな手荒い?歓迎を受け、ついに山頂に到着。
山頂のバス停からゴールデンロックまでは徒歩で移動である。道の両端に土産物屋さんや軽食屋さんが並ぶ。特に客引きも無くとても平和だ。
ゴールデンロックの入り口に到着。
ここからは靴を脱いで裸足にならなければいけない。
直射日光が当たっている床は冬でもポカポカ暖かい。しかし、ここを裸足で歩くと足の裏が真っ黒になるので注意。
たくさんのミャンマー人がお弁当を持ち寄り、まるでピクニックを楽しんでいるようだ。
そんな平和な場所を通り過ぎるとついにゴールデンロックとご対面。
落ちそう!!
しかし落ちない。岩の中にある塔にブッダの髪の毛が入っていると信じられており、そのパワーでこの岩は落ちないのだそうだ。
近くで見ても、岩の下に行ってみても本当に落ちてきそうでかなりドキドキする。
この岩は、男性だけが触れることができるとされ、女性は触ることができない。
また、女性が立ち入ることができないスペースもあるので、参拝の際には注意が必要だ。
この岩は、ミャンマー人にとってもとても神聖な場所で、日本人の感覚で言うと伊勢神宮や出雲大社のような場所だそうだ。そのため、あちこちでお祈りしている人を見かける。
ゴールデンロックを存分に観光し、またあの悪路を下ると思うとかなり萎えてしまうが、帰りは下り坂ということもありかなり早い。(相変わらず荷台は大荒れになるが)
ゴールデンロックが落ちないのも不思議だが、あのトラックでけが人が出ないのもまたミャンマーの不思議の一つである。
みみごん
旅行が大好きな関西人。学生時代に知った、「バックパッカー」スタイルの旅行がメインです。日本在住のため、日本からも訪れやすい国や地域の情報発信をしていきます!