アフタヌーンティーは1840年代に第7代ベッドフォード公爵夫人アンナマリアが始めました。
アンナマリアはヴィクトリア女王とも仲がよく、陛下がベッドフォード邸でアフタヌーンティーを楽しまれたことがベッドフォード邸で紹介されています。
ロンドンのベッドフォード家のお屋敷が大英博物館の近くにあったため、ベッドフォードパレス、ベッドフォードウェイなどの地名が残っています。ラッセル・スクエアもそんなゆかりの地の一つ。
第5代ベッドフォード公爵のサー・フランシス・ラッセルが広場を造り、公爵の名前からラッセル・スクエアと名付けられました。
芝生が美しく、噴水も整備されている広場内のカフェ・ラッセルでもサンドイッチやスコーン、ケーキなどが楽しめます。
ヴィクトリア女王が好んだと言われているヴィクトリアサンドイッチと紅茶をいただきました。ティーウィズミルクを頼んだら、ミルクインファースト(先にミルクをいれ、後から紅茶を注ぐ)で出てきました!
アンナマリアが最初に楽しんだアフタヌーンティーはバター付きのパンと紅茶というシンプルなものだったと言われています。大英博物館を見学する際はラッセル・スクエアまで足を伸ばして、アフタヌーンティー発祥のベッドフォード家ゆかりの広場で「午後のお茶」をしてみてはいかがでしょうか?
【データ】
店名:カフェ・ラッセル
住所:ラッセル・スクエア内
営業時間:7:00〜18:00(月〜金)、8:00〜17:00(土、日)
休み:バンクホリデー
藤井 敬子
民放地方局アナウンサー退職後、大学院で持続可能な開発を学ぶ。西アフリカや東南アジアでのフィールド経験から、「紅茶」が女性の就業支援や地球環境保全に役立つことを発見!英国紅茶文化や世界中の紅茶情報を発信中!