![天文台はグリニッジ・パークの頂上に](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15093010504662306.1.jpg)
世界標準時として有名で王室との関係も深いグリニッジ。
グリニッジ・パークの頂点に旧王立天文台があり、丘全体が公園として整備されています。
![チャールズ2世が建てた天文台とグリニッジ子午線](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15093010504666231.9..jpg)
![グリニッジ・パークからの眺め、遠くにはロンドン市街も](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15093010504668582.8..jpg)
グリニッジには国立海洋博物館があり、イギリス海軍の歴史や大航海時代の様子を辿ることができます。
![ジェームス1世が王妃のために建てたクイーンズ・ハウス(2015年9月現在改修中)](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15093010504670804.5..jpg)
![国立海洋博物館](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15093010504672986.8..jpg)
![東インド会社の躍進についての展示](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15093010504675228..jpg)
航海は危険を伴うものだったので、お茶や陶磁器は大変高価なもので、東インド会社の重要な貿易品でした。
![帆船の模型と東洋から輸入された陶磁器など](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15093010504677507.1..jpg)
![1820年頃に描かれた油絵](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15093010504679937.5..jpg)
1800年代の初め、多くの会社が帆船で茶貿易に関わり、1隻あたり1200トンものお茶を中国から運んでいました。中国から南アフリカの喜望峰を経由してイギリスまでの航海は通常1年ほどかかりましたが、ティークリッパー(お茶だけを積んだ快速帆船)では100日ほどで運ぶことができ、新鮮なお茶がイギリスに届くようになりました。
その時代に造られたティークリッパーの1つがカティーサーク号です。
![カティーサーク号](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15093010504682698.5..jpg)
カティーサーク号は、最新鋭の帆船としの期待を背負い進水式が行われましたが、1度もお茶を運ぶことがありませんでした。というのもスエズ運河が開通してしまったのです。汽船でスエズ運河を通ってで運んだほうが速かったということで幻のティークリッパーとなってしまいました。現在地に落ち着いた後、火災にあいましたが改修されて再び一般公開されています。
グリニッジには旧王立天文台、海洋博物館、カティーサーク号と沢山の見所があります。
1日かけてゆっくりグリニッジを満喫してみてはいかがでしょうか?
【データ】
国立海洋博物館、旧王立天文台、カティサーク(Royal Museums Greenwich)
開館時間:10:00〜17:00
住所:Romney Road, Greenwich
Tel:+44 (0)20 8858 4422
URL:http://www.rmg.co.uk/
![藤井 敬子](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/writer/35.jpg)
藤井 敬子
民放地方局アナウンサー退職後、大学院で持続可能な開発を学ぶ。西アフリカや東南アジアでのフィールド経験から、「紅茶」が女性の就業支援や地球環境保全に役立つことを発見!英国紅茶文化や世界中の紅茶情報を発信中!