台北にある、おしゃれなヨーロッパ調ホテル「リビエラホテル(欧華酒店)」をご紹介します。
台北市内を南北に走る林森北路と、東西に走る民族東路の交差点に位置します。地下鉄中山国小駅から徒歩5分、圓山駅から徒歩10分です。市内の主要な観光地や、圓山駅までは無料のシャトルバスが出ています(出発の30分前までに予約が必要)。
フランスの名建築家、Gerard Jardonnetによって設計されたホテルで、フランス南部の優雅さ、きめ細やかさをテーマに建設されました。
それほど大きなホテルではありませんが、石造りの豪華な外観が印象的です。
建物の環境改善への貢献を評価する、LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)のゴールド認証を2012年に獲得しました。これは、このホテルの屋上緑化や雨水回収システムなどが評価されたものです。
このホテルの特徴は、デザインのすばらしさと、ゆったりとしたスペースです。それは、ロビーに一歩足を踏み入れた時から感じられます。温かみのある色使いと曲線的なデザインが、ほっとできる空間を作り上げています。
1階のロビーには、宿泊者専用の休憩スペースがあり、コーヒーや紅茶、クッキーなどが用意されています(7:00~22:30)。
1階のロビー回りだけではなく、各階にこのような休憩スペースが設けられています。もう少し客室数を増やせそうなところ、あえてこのような贅沢なスペースを設けており、これがこのホテル独特のゆとりを演出しています。
さらに贅沢なスペースがあります。最上階の7階には、屋内庭園があります。天窓から光が注ぐこの空間も、宿泊者は自由に使うことができます。
ホテルの中心部は吹き抜けになっています。最上部はガラス張りになっており、太陽の光が上から差し込んで、ホテル全体に柔らかい光を供給しています。
デラックスダブルルームです。ところどころに使われた赤がバランスよく配置されており、センスの良さを感じさせます。ホテルの客室は、どこか無機質な感じを受けるものですが、このホテルの客室には温かみがあります。
デラックスツインルームです。
3名1室利用の場合は、エキストラベッドが入ります。
このホテルの客室は、全部で112部屋です。ここでご紹介したデラックスルームの他、エグゼクティブルーム、スイートルームなどもあります。
室内にはフラットテレビがあり、DVDの再生機も設置されています。テレビの下にコンセントがあり、日本のものがそのまま使えるタイプです。木製の家具も素敵です。
洗面台は広くてゆったりと使えます。バスタブも長く、ゆっくり足を伸ばして浸かることができます。
セーフティーボックス、湯沸しポット、コーヒー・紅茶セット、無料のミネラルウォーターなど必要なものはすべて揃っています。冷蔵庫内には有料のドリンクが入っています。アイロンとアイロン台もあります。
シャンプー、コンディショナー、ボディーローションに加え、衣類用の抗菌洗剤もあります。ドライヤー、バスローブ完備。トイレはウォシュレット付です。
朝食会場は、1階の地中海ステーキレストランです。ヨーロッパ調の豪華な装飾のレストランでゆっくり朝食を楽しむことができます。
ランチ・ディナーは、地元でも有名なステーキハウスとして営業しています。
朝食のレベルの高さは、このホテルに宿泊する上での大きなメリットの一つです。料理はどれもおいしく、またパンの種類が豊富です。
卵料理は、その場でシェフが調理してくれます。
1階にある菓子カフェ「Oeillet」です。
ショーケースには、おいしそうなケーキがたくさん並んでいます。店内でも食べられますし、買ってお部屋でいただくのもいいですね。
このお店にはオリジナルのパイナップルケーキもあり、お土産に最適です。甘さ控えめの大人の味です。
屋上に小さなスポーツジムがあります。宿泊者は無料で利用できます。
冒頭でご紹介した、LEEDゴールド認証で評価された屋上緑化です。遠くに圓山大飯店が見えています。ちょっとこの日は天気が悪かったのですが、晴れた日はもっと遠くまで見渡せます。このホテルに泊まったら、是非屋上に上がってみてください。
ご紹介したようにリビエラホテルは、様々な特徴のある過ごしやすいホテルです。価格も比較的リーズナブルで、お得感のあるホテルと言えます。場所は、市内の北の端ですが、地下鉄の駅が近くそれほど不便さは感じません。
おすすめできるホテルですので、一度泊まってみてください。
阿部 吾郎
24年間旅行会社に勤務した後、2013年に独立し「トラベルガイド株式会社」を設立。「人がそこに行きたくなる写真」をテーマに国内外で写真撮影を行っている。同社が運営するマレーシアの旅行情報サイト、トラベルガイド・マレーシアにも自身で撮影した写真が多数使われている。その他、旅行写真素材の販売、旅行記事の執筆、旅行会社へのコンサルティングなどを手掛る。最近はマレーシアに年4~5回程度渡航。その他、旅行会社時代の経験も含め得意な方面は、台湾、香港、マカオ、シンガポール、アイスランドなど。