待望の007シリーズの第24弾、『007スペクター(原題:SPECTRE)』が、日本でももうすぐ公開されます(12月4日(11/27(金)28(土)29(日)先行公開)。
つい先日、10月26日には、『007 スペクター』世界最速上映となるロイヤルプレミアが、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われました。ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグをはじめ、ウィリアム王子、キャサリン妃、ハリー王子も招かれるなど、豪華キャストが揃ってレッドカーペットに登場し、早くも、007の本場イギリスではかなりの盛り上がりをみせています。
この世界的なジェームズ・ボンド人気に合わせ、英国政府観光庁が、映画でイギリス旅行の魅力を世界中に紹介しようと、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとメトロ・ゴールドウィン・メイヤー・スタジオの協力を得て、世界的規模の英国フィルムツーリズムキャンペーン「Bond is GREAT」を発表。このキャンペーンは、海外60カ国以上で展開され、世界各国の007ファンをボンドの故郷であるイギリスに呼び込む計画です。
ここで、まずチェックしたいのは、キャンペーン専用ページVisitBritain.com/spectreです。ここには、『007スペクター』の舞台裏映像が紹介されているほか、『007スペクター』の主要ロケ地「ブレナム宮殿」、「カムデンタウン」、「ウェストミンスターブリッジ」、「ロンドン市庁舎」の、360度見回せる画像を公開しています。
以下に、主なロケ地をご紹介しますので、映画公開時にぜひチェックしてみてくださいね。
ロケ地?≪ブレナム宮殿≫
世界遺産にも登録されているイギリスを代表する貴族の大邸宅。ウィンストン・チャーチル首相の生家としても知られ、現在もチャーチル一族が継承しています。美しいイングリッシュ・ガーデンや優雅な整形式庭園は、イギリスを代表する名庭園を造った18世紀の造園家ケイパビリティ・ブラウンが造ったもの。『スペクター』では、スペクター会議が行われるヴィラの外観にブレナム宮殿が登場します。
ロケ地?≪カムデンタウン≫
1960〜70年代には反体制文化(ヒッピーカルチャー)の発祥の地、音楽の発信地として知られていたカムデンですが、現在は、観光地として人気のカムデンマーケットの方が有名ですね。『スペクター』では、ステイブルズ・マーケットの地下のドックがQの作業場の入口として使われました。
ロケ地?≪ホワイトホール≫
ホワイトホールは、パーラメント・スクエアからトラファルガー・スクエアまでを走る通りのことを指します。もともとホワイトホール宮殿があった場所で、前作『007スカイフォール』でも、ホワイトホール55番地の英国エネルギー・気候変動省の屋上がロケ地に使われました。『スペクター』ではMI6の外観として登場しています。
ロケ地?≪ウェストミンスター付近≫
国会議事堂、ビッグ・ベンが目の前に広がるウェストミンスター周辺は、ロンドンのシンボルともいえる観光客のメッカ。『スペクター』でも、ウエストミンスターブリッジをはじめ、「ザ・ロンドン」ともいえるその美しい風景が登場します。
ロケ地?≪テムズ川沿い≫
サウス・バンク、シェイクスピアのグローブ座、テート・モダン、ミレニアムブリッジなど、テムズ川沿いもロンドンを代表する観光スポットとして有名です。『スペクター』ではボンドとマデリンの追跡シーンに登場します。
ロケ地?≪ロンドン市庁舎≫
古い時代からのクラシカルで重厚な建物が残る一方、ロンドンには、近年モダンで個性的な建物が増えています。ロンドン市庁舎もその一つで、これが市庁舎?と思うくらい超モダンな建物です。タワー・ブリッジが一望できるテムズ川のベストロケーションにあり、映画のロケ地に選ばれたのもうなづけます。
◆≪プレゼントのお知らせ≫
007ファンに向け、ジェームズ・ボンドのライフスタイルを体感できる「贅沢なイギリス旅行キャンペーン」プレゼントがあります。応募したい方は、「あなたが英国で体験してみたい『夢のボンドライフ/アドベンチャー』を教えてください」にコメントを書くだけ。賞品には「運転手付きアストン・マーティンでの移動」、「マダム・タッソー蝋人形館の閉館後貸し切りシャンパンツアー」や「ロンドンの豪華なラディソン・ブル・エドワーディアンホテル」での宿泊が用意されています。
※「イギリス旅行キャンペーン」プレゼントの詳細は、公式サイトのこちらまで⇒http://lovewall.visitbritain.com/ja/1101/bond
◆最新作『007スペクター』のあらすじ
少年時代を過ごした「スカイフォール」で焼け残った写真を受け取ったボンド(ダニエル・クレイグ)。その写真に隠された謎に迫るべく、M(レイフ・ファインズ)の制止を振り切り単独でメキシコ、ローマへと赴く。そこでボンドは悪名高い犯罪者の美しい未亡人ルチア・スキアラ(モニカ・ベルッチ)と出逢い、悪の組織スペクターの存在をつきとめる。その頃、ロンドンでは国家安全保障局の新しいトップ、マックス・デンビ(アンドリュー・スコット)がボンドの行動に疑問を抱き、Mが率いるMI6の存在意義を問い始めていた。ボンドは秘かにマネーペニー(ナオミ・ハリス)やQ(ベン・ウィショー)の協力を得つつ、スペクター解明の鍵を握る旧敵、Mr.ホワイト(イェスパー・クリステンセン)の娘であるマデレーン・スワン(レア・セドゥ)を追う。死闘を繰り広げながらもスペクターの核心部分へと迫るなか、物語の舞台は氷雪のアルプス、そして灼熱のモロッコへー。ボンドは追い求めてきた敵と自分自身との恐るべき関係を知ることになる――!
【上映情報『007 スペクター』】
◆『007 スペクター』先行上映
先行上映日時=11/27(金)、28(土)、29(日)
上映バージョン=2D字幕、2D吹替、IMAX(2D字幕)
劇場:全国(一部劇場を除く)
※今回の先行上映で特別なチケットは必要なく、既に発売中の全国共通前売鑑賞券で鑑賞可。
※12月4日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほかにて全国ロードショー!
Facebook:https://www.facebook.com/JamesBond007JP
twitter:http://twitter.com/007movie_JP #SPECTRE
木谷 朋子
『留学ジャーナル』の編集者を経て1989年より2年間イギリスへ留学。帰国後はイギリスを始め、ヨーロッパ各地やアジア、オーストラリアなど、世界各地を取材。海外の旅文化や最新の旅行情報、語学、留学をテーマに幅広い分野で執筆活動を続ける。イギリス関係の著書:『英語で楽しむピーターラビットの世界BOOK1、BOOK2』(ジャパンタイムズ)、『英国で一番美しい風景 湖水地方』(小学館)、『ロンドンと田舎町を訪ねるイギリス』(共著・トラベル・ジャーナル)、『イギリス留学』(共著・三修社)ほか。