台湾の人たちは休みの日にショッピングに出かけたり、サイクリングやおでかけなど様々な方法でリラックスしたり団らんしたりしますが、「エビ釣り」もその中の一つです。週末になるとエビの釣堀はたくさんの人であふれ、家族や友達とエビ釣りをしながらおしゃべりをして楽しい時間を過ごします。
台北の故宮博物院からもう少し山の方へ進んだ「外雙渓」という場所には多くのエビ釣り場があります。バスで行くこともできます。タクシーではMRT士林駅や大直駅などから約20分ほどです。
外雙渓にある「春城釣蝦場」という釣堀は地元の人にも人気の釣堀です。
週末は家族連れや友人同士の憩いの場としてにぎわうエビ釣堀。気軽に楽しめる娯楽として人気があります。また併設されているエビ専門料理のレストランで食事だけ楽しむ人たちもいます。
竿はお店でレンタルできるので手ぶらで行けるのもうれしいです。
1時間1人300元からエビ釣りを楽しめます。最初は1時間だけと思っていても没頭して気が付けば3時間ほど楽しんでいたこともあるくらい、エビ釣りはおもしろいです。
カラオケのように入店時間を記録した紙をもらって、終わった際に清算となります。
なんとエビ釣りのエサは小さなエビ!「エビでエビを釣る」んですね。その他にも鳥レバーのエサなどもあります。セルフサービスで持っていくようになっています。あとエビを釣った後に入れておく網も自分で取りに行きます。
竿を借りてエサをとったら空いている席に座って釣りスタートです。水はにごっているのでどのあたりにエビがいるのかは見えないようになっています。
始めはコツが分からずなかなか釣れないものの、エビが引っかかった時はぐっと強く引っ張られるのでそれを感じたら竿を上げます。時々エビが食いついた後に逃げられてしまうこともあり、それもまたエビ釣りの醍醐味です。
コツは待っている間も竿を動かしてエビをひきつけることです。竿で水面をたたくように動かすと良いですよ。
釣れた時はテナガエビなのではさみに気を付けてください。
はさみがついているテナガエビは気をつけないと手などを挟まれとても痛いです。釣れたエビは先に手の部分をとってしまっても良いそうです。
時間が来るとお店の人がエビを足してくれます。この時が釣るチャンスなので見逃さないでくださいね!
私も初めて行った際にはなかなか釣れず悔しい思いをしましたが、2回、3回と通ううちにコツがつかめて2時間で6匹ほど釣れるようになりました。
エビ釣りが終わったらカウンターに行って竿を返して料金を精算します。
その後、釣れたエビは自分たちで塩焼きにして調理します。串に刺して塩をまぶしてバーベキューにしていただきます。塩焼きは追加料金無しで出来ますが、そのほかの調理方法を希望する場合は別途料金を払ってお店の人に頼むこともできます。
エビを焼くグリルがあるので自分たちで焼きます。少ししか釣れなかった時にはまわりのたくさん釣れたグループをうらやましく感じることもありますが、悔しい思いも全て含めてエビ釣りの楽しみです。
焼いたエビはとてもプリプリで大変おいしいです。特に自分で釣ったエビはとてもおいしく感じます。
エビ釣りは台湾ならではの楽しい体験の一つです。エビ釣りをしながら台湾の人たちの文化に触れるのも面白いかもしれませんね!
【データ】
店名:春城釣蝦場
住所:台北市至善路2段471號
営業時間:24時間営業