旅行会社で台北行きのツアーを探していると、「グリーンワールドホテル○○」というホテルをよく目にしませんか? あまり聞いたことないホテルだけだ大丈夫?と思っている方もいるかもしれません。グリーンワールドホテルは、海外ホテル販売サイトにも掲載されていますが、特に旅行会社のツアーでよく使われています。
グリーンワールドホテルチェーンは、台北を訪れる日本人観光客向けの手配業務を行っている、三普旅行社によって運営されています。スタンダードクラス、スーペリアクラスのホテルがほとんどですが、どれも清潔感があり使い勝手のいいホテルでおすすめです。
今回は、旅行会社のパンフレットではエコノミークラス、スタンダードクラスといった分類に入っている3軒のホテルをご紹介します。
まず、1件目は「グリーンワールドイン中山」です。漢字名は「山水閣大飯店」です。以前は、山水閣ホテルというかなりチープな雰囲気のホテルでしたが、改装されて、きれいになりました。
中山北路三段沿いにあり、地下鉄の民権西路駅まで徒歩10分程度と立地も悪くありません。
スタンダードツインルームです。広くはありませんが、清潔感があり、寝るだけと割り切れば、使い勝手のいいお部屋です。
3人で宿泊する場合は、ベッドが3つある広めのトリプルルームもあります。
水回りはシンプルですが、最低限必要なものは揃っています。
右横にバスタブもあります。
客室内の備品です。ドライヤー、セーフティーボックス、無料のミネラルウォーター、湯沸しポットなど必要なものは揃っています。冷蔵庫は空で自由に使えます。ボディーソープ、シャンプー、歯ブラシ、髭剃りなどのアメニティーもあります。
朝食はロビー階の会場でいただけます。この朝食会場は、最近新設されたもので、とてもきれいです。
このグリーンワールドイン中山は、エコノミークラスのホテルですので、豪華さはありませんが、同じくらいの値段の他のホテルと比べると圧倒的に部屋がきれいです。このホテルと同じランクで西門町にある「グリーンワールドイン・ニューワールドホテル」も、ほぼ同じサービスレベルのホテルです。
続いて2件目は、「グリーンワールドホテル中華(洛碁中華)」です。中華とついていますが、これは中華路一段という通りに面しているためで、中国系のホテルということではありません。
ジャストスリープというホテルと同じ建物に入っており、10~11階・12~15階がグリーンワールド、5階〜9階がジャストスリープで、入口も異なっており間違わないように注意が必要です。
地下鉄の西門町駅まで、徒歩5分ほどの場所にあります。
チェックインは、13階にあるカウンターで行います。
縦に長い客室が多く、ツインルームはベッドが縦に並んだ珍しい造りになっています。
こちらのホテルにも、ベッドが3台入ったトリプルルームがあります。
バスルームは、広くはありませんがちゃんとバスタブがあります。
トイレは、このクラスのホテルとしては珍しくウォシュレット付です。
無料のミネラルウォーター、コーヒー・紅茶セット、湯沸しポット、セーフティーボックス、スリッパ、シャンプー、歯ブラシなど必要なものは揃っています。冷蔵庫は、空で自由に使えます。
朝食会場は13階にあります。朝食時間帯以外は、宿泊者に開放されており自由に使うことができます。
コインランドリーがあり、長期滞在するのにも便利です。
「グリーンワールドホテル中華」は、新しいホテルですので客室をはじめ館内はとてもきれいです。旅行会社のツアーでは、スタンダードクラスなど下から2番目ぐらのクラスに入っている場合が多いホテルです。パソコンルームや小さなジム、会議室もあり価格の割に設備が充実しています。
最後は、「グリーンワールドホテル松江(洛碁松江大飯店)」です。台北市内を南北に走る、松江路の北の端に位置します。地下鉄の行天宮駅まで徒歩15分ほどかかり、やや不便ですが、松山空港まではタクシーで5分です。
前出の2つのホテルに比べてロビーが広く、ゆったりとしています。
客室は、シンプルな造りですが、最低限必要なものは揃っています。
ここまで開放的な部屋はなかなかありません。ホテル正面の丸くなっている部分の客室です。
バスルームもシンプルで必要最小限です。バスタブはありますが、あまり広くありません。客室のタイプによって異なります。パノラミックビュートリプルルームのバスルームには窓があり、お風呂に入りながら外を見渡せます。
阿部 吾郎
24年間旅行会社に勤務した後、2013年に独立し「トラベルガイド株式会社」を設立。「人がそこに行きたくなる写真」をテーマに国内外で写真撮影を行っている。同社が運営するマレーシアの旅行情報サイト、トラベルガイド・マレーシアにも自身で撮影した写真が多数使われている。その他、旅行写真素材の販売、旅行記事の執筆、旅行会社へのコンサルティングなどを手掛る。最近はマレーシアに年4~5回程度渡航。その他、旅行会社時代の経験も含め得意な方面は、台湾、香港、マカオ、シンガポール、アイスランドなど。