オランダといえば「風車」のイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。1997年、ユネスコ世界遺産に登録されたキンデルダイク(Kinderdijk)では、19基の風車が運河沿いに佇んでいます。このようにまとまった数の風車群を見ることができるのは今では珍しいことです。
国土の多くが海面よりも低いオランダでは、その排水問題を解決するために多くの風車が建設されたといいます。現在でも風車守が管理し、稼働している風車があるそうです。
風車群の中の一基は、現在では博物館になっており中を見学することができます。当時の風車守一家の生活の様子と風車の動力の仕組みを見ることができます。
風向きによって風車の羽の向きが変わり、風が強い日はぐんぐん回っています。博物館になっている風車では、真下から羽が力強く回転する様子を見上げることができます。
キンデルダイク入口付近から定期的に発着している水上ボートもあり、運河沿いの数か所で乗り降りができます。レンタサイクルもありので、天気の良い日はサイクリングもオススメです。オランダの昔を物語る風景を、穏やかに流れる風と共に是非感じてみてください。
【データ】
住所:Nederwaard 1, 2961 AS Kinderdijk
開館時間:
■2015/3/14-11/1
月〜日曜日 9:00-17:30
■11/2-12/30
月〜日曜日 11:00-16:00
■2016/1/1-2/12
メンテナンスのため閉館
■2/13-3/11
月〜日曜日 11:00-16:00
■3/12-10/30
月〜日曜日 9:00-17:30
■10/31-12/30
月〜日曜日 11:00-16:00
https://www.kinderdijk.com/
佐藤 ゆか
日本で情報誌などの編集を経て、2014年ルクセンブルクに移住。趣味は旅行と食べ歩き。英語とフランス語に日々奮闘しながら海外の魅力をレポートしていきます。