![色々なフレーバーが揃うユニークなモディカのチョコレート](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15092900273711341.8.jpg)
シチリア島南東部のラグーサ県に位置するモディカ。
シチリア後期バロック様式の町の一つとして世界遺産にも登録されています。
美しい街並みも非常に魅力的と言えますが、この町の名物は何と言っても伝統的なモディカのチョコレート!
ジャリっとした食感と後味に残る様々なフレーバーが特徴です。
![古代アステカから伝わる伝統的な製法で作られたチョコレート](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15102620355325512.7..jpg)
このモディカチョコレートの起源は古代のアステカに遡ります。
そのアステカが所有していたカカオの製法がスペイン王国に伝わり、そこからスペインがシチリアを支配していた時代にモディカにも伝わったのだそうです。
その製法とは、カカオの粒を低温40度前後で溶かし、そこの砂糖と香辛料のみを加えるというもの。
ジャリジャリとした食感は、この特殊な製法による為なのです。
砂糖が溶けきらずに残っているだけでなく、カカオに含まれる本来の成分も残っていることから、非常に体に良いチョコレートともされています。
![モディカのチョコレートをよく見ると砂糖の結晶も見えます](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15102620355328904.1..jpg)
モディカの町の中には、本当にたくさんのチョコレート屋さんが存在するのですが、その中でも最も有名なのがこちらボナユート(Bonajuto)です。
本店はモディカ・バッサ(街中の低い部分の方)のサン・ピエトロ教会の正面の小道を入っていったところにあります。
![モディカ・バッサに位置するサン・ピエトロ大聖堂。](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15102620355331650.3..jpg)
![いつも店内は人で一杯の人気店ボナユート](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15102620355334356.8..jpg)
フレーバーは色々あり、最も人気があるのがペペロンチーノ(唐辛子)のものです。
その他、生姜、ナツメグ、コショウ入りなどちょっと変わったものから、ピスタチオ、柑橘系、バニラ、シナモンなど様々です。
大体板チョコ一つ(100g)€2.4〜3程度。
ボナユートは、ペペロンチーノのみが板チョコではなく、粒型で売られています。
20粒入りで€8,50( 2粒や6粒のケースもあり)。
![伝統的なフレーバーのシナモンとバニラ味。](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/15102620355337020.1..jpg)
特殊なチョコレートなので、ばら撒き用のお土産にもいかがでしょう?
【データ】
店名:アンティーカ・ドルチェリア・ボナユート(Antica Dolceria Bonajuto)
住所:Corso Umberto 159, Modica (RG)
Tel:+39 0942 941225
URL:http://www.bonajuto.it
営業時間:9:00〜24:00
![小湊 照子](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/writer/45.jpg)
小湊 照子
イタリア在住合計10年目で、シチリア島で働き始めて5年が経ちました。現地会社で、テレビや雑誌のコーディネーターや通訳、旅行の手配などを行っています。シチリアは、料理もワインも美味しく、観光地としての見所もいっぱいの本当に魅力的な場所です。地元民しか知らない様な美 味しいお店や、現地の生情報など楽しく伝えていきたいと思っています。ご連絡やお問い合わせはこちらへどうぞ。