毎年9、10月にドイツ・ミュンヘンで開催されるビールの祭典「オクトーバーフェスト」に行ってきました! バイエルン州の州都であるミュンヘンで1810年から続くこのお祭りは、もともとはバイエルン王子ルートヴィヒ1世の結婚のお祝いとして開催されたそうです。
東京ドーム9個分という広い敷地内には、ミュンヘン市内のビール醸造所が14のテントを設営し、さらに移動遊園地も登場! 大人も子どもも楽しめる一大イベントです。
ビールテントといっても造りはしっかりとしたもの。雨や悪天候でも安心です。外観には大きく醸造所名が書いてあるので狙いをつけて、いざ!
半年前から各テントの席予約がスタートしているため、当日の席の確保はなかなか困難。特に週末ともなれば朝早くからテント内は大賑わい! 2、3人の少人数であれば、朝一の開店と同時に席が取れる可能性もありますが、大人数の場合は事前の席予約は必須です。
私が訪れたのは土曜の朝一でしたが、テント内に席を取ることはできませんでした。しかしここであきらめず、探しているとテラス席が空いていたのですかさず確保! テラス席も11時を回った時点で満席になっていました。
席に着くと、お店の人がやってきてオーダーを聞いてくれます。「Mass Bier, Bitte!(マースビア、ビッテ)」と大きな声で注文しましょう。そしてやってくるのが「マース」と呼ばれるこの大きな1リットルジョッキ!!
このジョッキ、さすがに1リットルもビールが入っているので結構な重さです。周りを見ていると、みんなジョッキの胴体を支えるように持って飲んでいました(写真参照)。これがオクトーバーフェストではスタンダードな持ち方のようですね。
午後になるとテント前にはこのような風景が。みんな人数を手で伝えて、中に空き席があれば入ろうとしていました。
連日夜遅くまで開催されているので、ライトアップされる頃には会場内はもちろん、会場周辺、駅周りもたくさんの酔っ払いで町全体が陽気な雰囲気に。酔っ払いに絡まれないよう注意してご帰宅ください!
夜のミュンヘン駅に行くと、帰宅する人たちでこれまた賑やか! チェック柄の伝統衣装を着たまま帰る人がほとんどです。
駅の売店ではオクトーバーフェスト用のお土産品もあり、この時期限定のビールも販売していました。
大人も子どもも、このような伝統衣装に身を包んで参加していました。ミュンヘン駅構内や、市内のキオスク(コンビニ)などあちこちで販売しています。デザイン、色もさまざま! 値段は安いもので€30でした。
2016年の開催日程は9月17日から10月3日まで! ホテルは一年前から予約している人も多いと聞きます。予約や計画はお早目に!
佐藤 ゆか
日本で情報誌などの編集を経て、2014年ルクセンブルクに移住。趣味は旅行と食べ歩き。英語とフランス語に日々奮闘しながら海外の魅力をレポートしていきます。