どんどん寒くなり、観光客も減ってきてしまったミュンヘンですが、これから旅行に来る方にもお薦めの季節があります。それは2月。ミュンヘンの2月はセールあり、カーニバルありで実はとても賑やか。雪はたくさん降りますが、ショッピングとお祭りと食べ歩きが好きな方には欠かせない街となります。
上の写真にあるように、街は一面雪だらけです。でも、小石が道に撒かれるので、すべることはほとんどありません。
この極寒の2月がミュンヘンにとっては最大のセールシーズンで、且つおいしいクラプフェン(Krapfen)の食べられる時期なのです。
クラプフェンとは、簡単に言ってしまうと中身がジャムの揚げパン。ドーナツにも似ています。これをカーニバルの時期に食すのが習慣です。この習慣はミュンヘンやドイツに留まらず、ポーランドなどにもありますが、食す個数や日にちが厳しく決まっている地域もあります。ここミュンヘンでは基本的に1月から出始めて、カーニバル当日まで購入することが出来ます。ちなみにクラプフェンとは、バイエルン地方の呼び名で、ベルリンなどではベルリナー(Berliner)と呼ばれています。
クラプフェンはジャムが入っていると書きましたが、最近ではチョコやバニラクリーム、いちごクリームが入ったものや、上の写真のように唐辛子味のクラプフェンまで様々な種類が販売されています。
この唐辛子味は、実際はバニラクリームに少し唐辛子が入った甘辛いクラプフェンでした。もちろん、乗っている唐辛子は本物でしたので、辛かったです。
種類たっぶりのクラプフェン。食べ歩き可能な手のひらサイズなので、是非たくさん食べてみてください。ただし、油を吸っている事と、チョコレートやクリームなどのカロリーの高い物が含まれているので食べすぎには注意!
食べた後は、セール品探しに街へ出かけてカロリー消費をしてくださいね。
【データ】
クラプフェン取り扱い店:各ベーカリー
時期:1月から2月
値段:1個€1から€2程度
セール時期:1月から3月初頭