* 同デンプシーヒル店舗は2016年12月1日をもって閉店し、2017年1月後半にタンジョン・パガー・センター (Tanjong Pagar Centre) に移転することが決まりました。詳しくは、アンリ・シャルパンティエの Facebookページ (https://www.facebook.com/henri.charpentiersg/) をご確認下さい。
芦屋の小さな喫茶店から始まった洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」。その海外第一号店となるシンガポール・デンプシーヒル店は2015年10月に開店一周年を迎えました。自然に囲まれた店舗、シンガポールで開発されたデザートなど、日本とはまた違ったアンリ・シャルパンティエの楽しみ方をご紹介します。
同店があるデンプシーヒルは、オーチャードやシンガポール植物園からも近く、カフェやレストラン、アンティーク家具店などが集まるおしゃれな地区。アンリ・シャルパンティエも、緑に囲まれた心地よい雰囲気が特徴です。外に座れる席もあり、銀座店より広い店内はゆったりとしています。
創業者がクレープ・シュゼットと出会った時の感動を多くの人に伝えたいとして始まった同店。店名の「アンリ・シャルパンティエ」は、実はクレープ・シュゼットを考案した料理人の名前だそうです。そのくらい思い入れのあるデザートは、やはりシンガポール店でも看板メニューのひとつ。甘すぎず、そしてリキュールの香りも楽しめ、大人のデザートとしてオススメです。
薄く焼きあがっている上品なクレープに、オレンジ果汁とバターをベースにしたソース。そこにリキュールを注ぐと青い炎を立ち上がり、見ているだけでとっても贅沢な気持ちになるワゴンサービス。平日の1時から6時は、クレープ・シュゼットを含むアフタヌーンティーセットもあります。
そして、シンガポール店での一番人気は「DOME」(ドーム)という名のデザート。実はこのデザート、シンガポールで開発され日本へ逆輸入された商品。デンプシーヒル店のほかに、銀座サロン、芦屋本店の3店舗でしかまだ食べられないそうなので発祥の地で試してみるのもオススメです。青い炎のワゴンパフォーマンスで外側のチョコレートを溶かすと中から。。。。。あとは食べてからのお楽しみ。
デザートだけではなく、ランチメニューも豊富な同店。デザートも食べたいので私は軽めのものにしたのですが、何を食べてもシンガポールではなかなか出会えない繊細な味が嬉しかったです。
日本から来ている2人の日本人シェフが、日々クオリティー管理をしている同店。横田シェフはフランス修行を約一年した腕の持ち主で、若手の木竜シェフは飴細工の技術コンクールジュニア部門で最優秀賞を受賞。同店を経営するシュゼットインターナショナルの山本大明氏によると、今後もシンガポールオリジナル商品の開発を進めていくそうです。
海外ウエディングなど団体貸し切りなどもできる同店。「森に囲まれた雰囲気がデンプシーヒル店の特徴。夕方のキャンドルライトに照らされた神秘的な雰囲気は、日本の店舗では味わえないと思います」と山本氏。日本とは一味違うアンリ・シャルパンティエで、贅沢タイムを楽しんでみてはいかがでしょう。
【データ】
(2017年1月後半に新店舗開店予定)
店名:アンリ・シャルパンティエ:タンジョン・パガー店(Henri Charpentier:Tanjong Pagar)
詳細は同店の Facebookページをご確認下さい。
URL:https://www.facebook.com/henri.charpentiersg/
(2016年12月1日に閉店)
店名:アンリ・シャルパンティエ:デンプシーヒル店(Henri Charpentier:Dempsey Hill)
住所:9A Dempsey Road, Singapore 247698
電話:+65-6479-5518
営業時間:毎日 11:00〜22:00
URL:http://henricharpentier.asia/
URL : http://www.henri-charpentier.com/eng/
https://www.facebook.com/henri.charpentiersg
北野 洋子
2010年末よりシンガポール在住。元ロイター通信記者。
旅先では現地の人の生活を見るのが好きで、シンガポールでもホーカーセンターやローカル店での小さな発見を日々楽しむ。年間パスで何度も通うほどシンガポール動物園がお気に入り。