シンガポールでショッピングを楽しみたい!でも、観光客で賑わうオーチャード通りや、どこも同じようなブランド店が集まるショッピングモールではなく、こだわりがあるおしゃれな店を巡ってみたいと思っている方も少なくないのでは。そんな方に、観光客にはまだあまり知られていないモール「グランドスタンド (The Grandstand) 」をご紹介します。
(注意: グランドスタンド内のチラックスマーケットは閉店しました。それ以外のコラム掲載店情報に変更はありません)
グランドスタンド内にある「チラックスマーケット(Chillax Market) 」は、シンガポールでも珍しいタイプのライフスタイルマーケット。ここには、ファッション雑貨、洋服、カバンやアクセサリー、子供服、インテリア雑貨や文房具など、世界各国から50以上のブランドが集まっています。名前通りマーケット風の大きな店舗には、個人バイヤー達の思い入れが感じられる品々が並んでいて、見ているだけでも飽きません。在住の欧米人マダムにも人気の同店には、日本人のテイストに合う洗練されたデザインの商品も多く、日本未上陸ブランドのお土産が見つかるかも。店内には小さい子供が遊べるコーナーや、知る人ぞ知るカフェもあります。
グランドスタンド内で、食料品を扱うグローサリー、カフェ、デリ、クッキングスタジオなど複数の店舗展開をしている「プロビドール (The Providore)」。初めて見た時ヨーロッパのお店が進出して来たのかと思ったくらいおしゃれな雰囲気のこのお店、実はシンガポール発。グローサリーには、キッチンに置くだけでセンスアップ間違いなしの瓶詰や調味料、かわいい独自パッケージのお菓子類なども豊富。シンガポールでブレンドしたオリジナル紅茶が売れ筋商品だそうです。
シンガポール発のキャンドル専門店「トゥー・ビー・カーム (TO BE CALM)」。名前通り気持ちが落ち着く香りのキャンドルは、在住オーストラリア人女性オーナーがデザイン等を統括。エッセンシャルオイルはオーストラリアやフランスのものを使用しています。ワックスや芯までこだわって製造していて、お部屋のインテリアを邪魔しないシンプルなデザインが魅力的。同店のアロマディフューザーを私も使っていますが、ほのかな香りに癒されます。
そして、グランドスタンドと言えば、「パサベラ (PasarBella)」のフードコート抜きには語れません。ヨーロッパ風の独特の雰囲気を持つ同エリアでは、じっくり煮込んだ肉料理やイベリコ豚のグリル、巨大フライパンで作るパエリア、グリルサンドイッチなどが食べられる他、オーガニック野菜の八百屋、珍しいチーズを集めた店、ビール専門店など面白いお店が集まっています。目移りすること間違いなし。週末は混んでいますが、平日なら落ち着いてまわれます。
グランドスタンドは、高級住宅街ブキティマ地区にあり、シンガポール中心部からはタクシーで15分〜20分ほど。実は、昔競馬場があったところを再開発してできた場所。今回ご紹介したお店以外にも、他ではあまり見かけない雑貨屋やレストラン、カフェ、大型スーパーのジャイアント (Giant) などもあり、観光地から離れて「ショッピング+食事コース」で2〜3時間から半日ほど過ごすのにちょうどいい場所です。
【データ】
店名:グランドスタンド (The Grandstand)
住所:200 Turf Club Rd, Singapore 287994 (タクシーの運転手が知らなければ、Turf City と言えば分かると思います)
営業時間:10:00〜22:00(9時頃開くカフェもあります)
URL:http://thegrandstand.com.sg/
店名:チラックスマーケット (Chillax market)
注意: 同店は閉店しました。
店名:プロビドール (The Providore)
住所:グローサリーはグランドスタンド・パサベラ内 #K20
営業時間:10:00〜22:00(毎日)
URL:http://www.theprovidore.com/
https://ja-jp.facebook.com/TheProvidore.jp
店名:トゥー・ビー・カーム (TO BE CALM)
住所:グランドスタンド・パサベラ内#K62
営業時間: 9:30〜19:00(月〜木曜日)、9:30〜20:00(金・日曜日)、9:30〜21:00(土曜日)
URL:http://www.tobecalmgroup.com/
店名:パサベラ (PasarBella)
住所:グランドスタンド内 #02-06/14
営業時間:マーケット内の各店舗で営業時間は異なる。目安は9:30〜19:00だが遅いところは夜10時まで営業。
北野 洋子
2010年末よりシンガポール在住。元ロイター通信記者。
旅先では現地の人の生活を見るのが好きで、シンガポールでもホーカーセンターやローカル店での小さな発見を日々楽しむ。年間パスで何度も通うほどシンガポール動物園がお気に入り。