ジュネーヴには行ったことがあるという方は大勢いらしゃいますよね。でも、ジュネーヴから電車で15分のニヨンという町に足を伸ばす方は少ないようです。ジュネーヴよりスイスの雰囲気を味わえる、落ち着く、静か。今日はジュネーヴから日帰りできるニヨンとイヴォワール(フランス)をご紹介します。
ニヨンはジュネーヴよりも前にローマ人によってつくられました。町にはローマ時代の遺跡が残っています(ローマ博物館もあります)。
ニヨン駅から湖側に10分ほど下りていくとニヨン城があります。ニヨン城にはレマン湖とモンブランが目の前にひろがるテラスがあります。お天気のいい日はジュネーヴからモントルーまでが一望できます。ニヨンは1781年から1813年まで陶器の生産で有名でした。現在ではそれらの陶器がこのニヨン城に常備展示されていますのでご覧になることをお勧めします。ここから階段を下りると旧市街にでます、湖は目の前です。
湖沿いのどの町でもフィレ・ドュ・ぺーシュと言うパーチ魚(湖の魚)のムニエルが有名です。ニヨンでも3箇所、後で触れるイヴォワールにも数件、魚の美味しいレストランがありますので、お昼にこのフィレ・ド・ぺーシュを味わってみられてはいかがでしょう。
ルブケ 佳子
スイス在住26年。ラコートでイベントを企画する仕事や、スイスに赴任される日本人家族へのアドバイスもしています。趣味は生け花と美術館めぐり。愛犬のスイス・マウンテン・ドッグ「アイダ」と散歩。