ツーリストにも使いやすい公共交通機関が発達しているとはいえない、ミャンマー・ヤンゴン。効率よく観光するには、やはりタクシーの利用が便利です。
ヤンゴンのタクシーは基本的に交渉制です。以前に何度か一部のタクシーにメーターが導入されたこともありましたが、なし崩し的に消えていきました。
タクシー台数はかなり走っているので、よほどの大雨でもない限り、つまからないことはありません。
ただ、料金を交渉しなければならないのが、少し面倒。ホテルからの出発の場合は、ホテルのスタッフに行き先を言ってもらい、料金交渉をしてもらうのが一番よいです。
ドライバーさんは英語ができる人もいますが、場所の名前を英語で言っても通じないこともあるので、行きたい場所は前もってホテルなどでミャンマー語で書いてもらったものを準備しておくとよいです。
場所を言っても通じず、本当に困ったときには、どこからか人がやってきて、みんなでああだこうだ話していると、いつのまにか場所もわかり、ノープロブレム!となって出発していることもあります。そういう現地の方とのふれあいもできます。
初乗りはごくごく近場で1000Kyatから。外国人とみると高いことを言ってくることもありますが、それでもプラス1000〜2000Kyatぐらいのことですので、少し値切ってみてください。
暑いときに、エアコンをつけておらず、乗車してからエアコンつけてと頼むと「じゃあ、プラスいくら」と言われることもありますので、乗り込む前に確認したほうがよいですね。
安くて便利なタクシーですが、最近、注意しなければならないのが、ヤンゴンのひどい渋滞です。特に朝夕の通勤時間はとても混みます。ダウンタウンから空港までも、すいている時は40分くらいで着くこともありますが、混んでいると1時間半かかることも。
また、比較的、治安がよいといわれていたミャンマーですが、タクシー強盗も増えてきました。トランクの中に人が潜んでいて、ひとけのない場所に連れていっては身ぐるみはがすなど。夜間、ひとりでの乗車は控えたほうがよいでしょう。
キャサリン
香港・マカオ・広東省などで十数年過ごしたあと、2012年よりミャンマーのヤンゴン在住。初海外旅行は、まだソ連時代にシベリア鉄道で大陸を横断したこと。ミャンマーを中心に、近隣のアジア諸国の情報を発信したいと思っております。