ミャンマーでの食事といえば、必ずといってもいいほど紹介されているのがモヒンガー。日本人にとっては、どんな食べ物なのか、いちまちピンとこないかもしれませんが、地元のひとたちにとっては定番中の定番の一品です。
モヒンガーとは簡単にいってしまえば「魚の出汁でとったスープの麺料理」。魚と聞いて、生臭いのでは?と思ってしまいがちですが、あまりクセはなく、あさっりしています。麺は米の麺で、そうめんに近い感じではありますが、もっとやわらかいです。お好みでライムをしぼったり、唐辛子やパクチーを加えて、味を整えます。
日本のラーメンと同じで、お店によってスープのこだわりがあり、味はそれぞれです。地元のひとたちも、お気に入りのお店をもっています。
ミャンマーの皆さんはモヒンガーを器用にレンゲで細かく切って食べますが、外国人にとってはちょっと食べづらいかも。そんな時には、お店にお箸がある場合もありますので、リクエストしてみてください。
また、モヒンガーは基本的に朝ごはんとして食べるものです。観光客が訪れるような大きなレストランでは夜でも食べることができますが、道端の屋台や小さな食堂ではお昼を過ぎると麺も売り切れて、食べることができなくなりますので、できるだけ早い時間に試しましょう。
お値段はお店にもよりますが、街の食堂だったら1杯500Kyatほど。高級店では1000Kyatのところもありますので、味を比べてみるのもおもしろいです。トッピングでペィヂョーという豆のかき揚げをのせるとプラス150Kyatくらいになります。
キャサリン
香港・マカオ・広東省などで十数年過ごしたあと、2012年よりミャンマーのヤンゴン在住。初海外旅行は、まだソ連時代にシベリア鉄道で大陸を横断したこと。ミャンマーを中心に、近隣のアジア諸国の情報を発信したいと思っております。