シンガポール旅行で役立つ豆知識ベスト10

最近人気のシンガポール旅行。現地入りする前に知っておけば、旅がスムーズになり少し得をするかもしれないポイントを、在住生活での体験をもとにまとめました。

1) 両替
円安がすすむと、何かと日本より高く感じてしまうシンガポール。旅行をする際に必要なシンガポールドルへの両替は、できるだけ良い為替レートでしたいもの。そこでオススメするのは、レートが悪い日本国内（特に空港内) での両替は最小限にして、シンガポール入りしてから両替する方法。特に、観光客がよく行くオーチャード通りの「ラッキープラザ (Lucky Plaza)」というショッピングモールの両替所 (Money Changer) は、ほぼ市場レートで両替できるのでオススメです。(ラッキープラザ内には沢山両替所がありますが、レートはほぼ同じ) シンガポール国内の両替所は銀行よりも手軽ですし、ちゃんとライセンスを取得していないと商売ができないので安心です。チャンギ空港からは50シンガポールドルもあればタクシーで市街地のホテルに行けるので、100ドル分ほど日本で両替し、シンガポールについてから対応するのも一つの手です。

2) 荷物
常夏のシンガポール。でも、交通機関や室内はどこも冷房がとても効いているので、薄手の上着・カーディガンは一枚持っていきましょう。また、雨が突然降りだし、ゲリラ豪雨のようになることもあります。ただ、短時間でやむことが多いので、軽めの折りたたみ傘を持参すると便利です。暑さ対策として、ハンカチタオル、体も拭けるボディケアシート、扇子などもあるといいかもしれません。日本の夏ほど蚊はいませんが、動物園などに行く予定の方は、携帯用の虫除けスプレーを持っていくといいでしょう。ウエットティッシュを持ち歩いていると、レストランやフードコートで汚れた手やテーブルを拭くのにも重宝します。シンガポールでは、ラベンダーやグレープフルーツなどの香りがするウエットティッシュがドラッグストア等で売っているので、現地調達も旅の楽しみになるかもしれません。

3) タクシー
日本と比べると比較的安価で便利なタクシー。どの会社のタクシーでもぼられる心配もなく安全面では問題ないのですが、注意すべきことが何点かあります。
まず、シンガポールの中心部 (The Central Business Districtと言われる区域）では、流しのタクシーは拾えないので、タクシースタンドで並んで待つ必要があります。ホテルやショッピングモールのタクシースタンドを探すのが観光客には一番簡単かもしれません。また、車体上部に「On Call」や「 Busy」とサインが出ているタクシーは、電話やアプリでそのタクシーを呼んでいる人がいるという意味。勝手に乗り込まないようにしましょう。夕方になると「Shift Change」というサインを出しているタクシーも見かけると思いますが、これは、運転手のシフトが終わりに近づき、帰る方向に行く人しか乗せたくないという意思表示。方向が違うと乗せてもらえなので、その時は諦めるしかありません。たまに出没する黒の大型車クライスラーのタクシーは、車内も高級感あふれドライバーの質もいいのですが、初乗りが5ドルからと割高です。

4) チップとプラスサイン(++)
シンガポールではチップを払う必要はありません。もちろんチップをあげれば喜ばれますが、タクシーもメーター通り払うのがごく普通です。ホテルやレストランではチップのかわりにサービス料が自動的に取られます。「$20++」という風にプラスが2つ付いている表示は、代金20ドルにサービス料10％と税金７％が加算されるという意味です。

5) ヘイズ・煙害（Haze）
インドネシアの野焼きなどによって生じる ヘイズ・煙害（Haze）。2015年9月は、シンガポール観測史上最悪の数値を記録した一昨年以来のヘイズが観測されています。ただ、ヘイズによる大気汚染は一年中続くものではなく、風向きや降雨量などで日々状況が変化します。大気汚染の指標となるPSIはシンガポール国家環境庁のホームページで確認できるので、気になる方は旅行される前やシンガポールに到着してからもチェックしてみてはいかがでしょうか。数値が100を超えていると不健康な環境とみなされ、継続的または激しい野外活動を減らすほうがいいとされています。
PSIはこちらのページで確認できます。http://www.haze.gov.sg/　

6) オンライン購入
動物園や水族館、ユニバーサルスタジオなどの人気観光スポットは、チケット売り場に長蛇の列ができること間違いなし。時間のロスをできるだけ減らすためにも、事前に各所の公式ウェブサイトでチケットを購入しておくと便利です。ほぼ何処でも、チケットをプリントして持参するか、メールに送られてくる購入記録・eチケットを携帯電話で見せれば入場できます。オンラインでのチケット購入はディスカウントがあることも多いで、事前に調べておくといいかもしれません。

7）並ぶ (queue)
シンガポール人は並ぶのが好き。美味しいものや新製品、セール品を手に入れる為なら長時間でも我慢します。現地のジョークで、「何を買おうとしているのか分からなくても、行列を見たらとりあえず並んでみるのがシンガポール人」と言うほど。レストランやホーカーセンターで食べる場所を選ぶ時、行列が出来ているところに行けば、まず間違いはないでしょう。Queue あるいは Q と書いてあるサインは、並ぶ（場所）という意味です。

8）ホーカーセンターの席
ホーカーセンターやフードコートでテーブルに置いてあるポケットティッシュ。前に座っていた人が忘れたものではありません。これは、この席を取ってあるよという意思表示。間違えて座って怒られないように気をつけましょう。

9）頭痛薬
日本との気温差や強い日差しなどから、シンガポールで突然熱が出たり、頭痛に悩まされりすることもあると思います。「でも薬は持ってきてないし、どうしよう」という時は、シンガポールでは定番のパナドル (Panadol) という市販の頭痛薬・解熱剤が強い味方になってくれるかもしれません。私が妊娠中でも医師から使用許可が出ていたこの薬、どこのドラッグストアでも売っている錠剤です。(もちろん個人差があるので、薬アレルギー等がある方は使用前に確認してください）

10）子連れの旅なら
シンガポール国内の学校が休みの日は、子供に人気のある場所は激混みする可能性があります。子連れの旅行の場合は、その時期を避けることも一つのアイディア。
現地校の休みは、下記の教育省ホームページで確認できます。
2015年：http://www.moe.gov.sg/schools/terms-and-holidays/
2016年：http://www.moe.gov.sg/schools/terms-and-holidays/2016/