スターバックスはお好きですか?
ラスベガスのストリップ(ラスベガス ブルバード)沿いに、先月とてもユニークなスターバックスがオープンしました。
このスターバックスがあるのはグランド・バザール・ショップス(Grand Bazaar Shops)。
バリーズホテルの前に今年2月にオープンした一番新しいショッピングエリアです。
ストリップ側からグランド・バザール・ショップスに入って、ずんずんと奥まで進んでいくと左側にこのスターバックスが現れます。
ストリップという場所柄、このお店は24時間営業。メニューボードにアイテムが多いのは、スターバックス・リザーブ(世界各地から厳選された希少な豆をクローバーコーヒープレスを使って入れたコーヒー)を扱っているからなんですね。
フードの種類も多いので、朝ごはんから夜の軽食まで重宝しそうです。
さて、世界各地に21,000店あるスターバックスの中でも、なんとここだけにしかないというユニークなものがあります…。
それは「グランドスタンド」とも呼ばれるこの階段状の席。
店内にはテーブルや椅子がありません。
この店では、まるで野球場の外野席のようなこのベンチがテーブルと椅子の代わりというわけです。
店内は真ん中にあるこの大きなシートの周りをカウンターや通路が取り囲んでいるのですが、不思議と圧迫感はなくて広々とした印象です。
ベンチシートはカウンター側と入り口側に向けてそれぞれ三段。
このシート、実際に座ってみるとかなり落ち着くことに気がつきました。
なんとなく、公園のベンチに腰掛けてコーヒーを飲みながらピープル・ウォッチングをしているような感覚に近いのかもしれませんね。
フラミンゴ通り沿いの席もベンチスタイル。通りをはさんで向かい側に見えるのはクロムウェルホテル(The Cromwell)。
このシートはユニークなだけでなくメリットもありまして、普通の店のようにこのスペースにテーブルと椅子を置くと座れるのは16名、それに比べてこのベンチだとその倍以上の36人が座れる計算になるのだそうです。
そしてこの「グランドスタンド」は、コーヒー豆の産地で見られる棚田のような畑のスタイルからヒントを得たのだとか。
何でもありのユニークなラスベガスならではの新しいコンセプトの店舗なのだそうです。
さらにもうひとつ、やはりここだけにしかないという巨大スクリーンもお目見得しました。
コーヒーを飲みながらパソコンやスマホに夢中の人がほとんどで、スクリーンに写し出されるコーヒー畑の映像を眺める人はあまりいないようですが、こういう映像があるだけでお店の雰囲気がだいぶ優しくなるように感じます。
天井付近を見上げると、壁一面にコーヒー畑で栽培された豆がローストされるまでの様子が描かれています。
お土産に良さそうなオリジナルグッズやコーヒー豆の品ぞろえがたっぷりなのもうれしいですね。
世界でここだけのユニークなスターバックス、ストリップ散歩の折にはぜひ立ち寄ってみてください!
【データ】
店名:スターバックス グランドバザール店(Starbucks at Grand Bazaar)
住所:3619 S. Las Vegas Blvd.,Suite 100, Las Vegas, NV 89109
Tel:1-702-232-1644
URL:http://www.starbucks.com/store/1009702/us/grand-bazaar/3619-s-las-vegas-blvd-suite-100-las-vegas-nv-89109
営業時間:毎日24時間営業
石川 葉子
南の島ばかり旅して潜っていたのに、なぜか今は砂漠のど真ん中。縁あってたどりついたここラスベガスは、街そのものも魅力にあふれていますが、実はちょっと足を延ばせば心癒される自然にたっぷり出会える「一粒で2度おいしい」街。そんなラスベガスのいろいろな顔をご紹介していきます。
最近はフードトラックを追いかけて{ラスベガス・フードトラック図鑑}も始めました。