私がドバイに住み驚いたことは、アラブ人のおもてなし精神の高さです。おもてなしが得意な日本人(?)同様、相手の喜ぶ顔が見たい一心でお客さまをもてなします。そのおもてなしの代表例がアラビックコーヒーです。アラビックコーヒーはアラビア語で「カフア」と言います。コーヒーという言葉の由来になったと言われています。
ホテルのロビーやイベント、博物館、デザートサファリ(砂漠ツアー)に行くと民族衣装のカンドゥーラを着た男性が「どうぞ。」「いくらでも飲みなさい。」そう言って、お客さまをもてなしてくれます。
アラブ人宅には月をかたどった専用スタンドでアラビックコーヒーをもてなしてくれました。アラビックコーヒーでもてなすことは歓迎の気持ちを表しています。
しかし、このアラビックコーヒーを「大好きになる」か「もう二度と飲みたく無い」と思うかは人それぞれ好みが大きく別れます。色はいわゆるブラックコーヒー色ではなく薄い茶色で紅茶のよう。味は、漢方のような薬草が入っていそうな…そんな味。このような表現をするあたり、私があまりアラビックコーヒーが得意でないことが分かってしまいますね。
ホテルやお店でアラビックコーヒーを気に入った方はぜひスーパーでカフアの粉や豆を探してみてください。こちらは一袋AED21.25(約701円)です。ドバイモールやマリーナモールに入っているWaitrose(ウェイトローズ)というスーパーなどで買えます。
NESCAFEが出しているスティックタイプのアラビックコーヒーもあります。こちらは値札がバラバラで確認ができませんでしたが、手頃なお値段だと思いますので、ばらまき土産にもいいかもしれませんね。
せっかくアラビックコーヒー粉をお土産に買うならば、アラビック調のポットやカップも合わせて購入してみてはいかがですか?
写真の絵柄はバザーで売っていた物ですので購入どころが分かりませんが、この手の形のポットやカップはスーク街や食器屋さんで購入できます。日本のニトリのような、安心価格の食器屋(日用品雑貨店)であれば「ホームセンター(HomeCenter)」と「ホームズ・アール・アス(Home R us)」が有名どころです。
【データ】
ホームセンター(HomeCenter)
場所:ドバイ内は下記4つのモールにあります。
モールオブジエミレーツ(Mall of the Emirates)←スキー場のあるモールです。
ミルディフシティセンター(Mirdif City Centre)
オアシスモール(Oasis Mall)
リーフモール(Reef Mall)
URL:http://www.homecentrestores.com/ae/en
ホームズ・アール・アス(Home R us)
所在地:ドバイ内は下記3つのモールにあります。
イブンバトゥータモール(Ibn Batutta Mall)←豪華絢爛なスターバックスが入っているモールです。
アラビアンセンターミルディフ(Arabian Center, Mirdif)
マザヤセンター(Mazaya Centre)
URL:http://www.homesrusgroup.com
サリー
アラブ首長国連邦はドバイで暮らしています。超高層ビルが立ち並び、200以上の人種が暮らすドバイ。ふと横に目をやると、モスク。そして町の奥には砂漠。近代と昔ながらが混在する国際都市ドバイから、面白いアラブの世界を紹介します。