1963年まで実際に連邦刑務所だったアルカトラズ島。スペイン語で「ペリカン」という意味で、1775年スペイン人がこの島に上陸した時にあちこちにペリカンがいたそうで、今じゃ、服役したくても(?)キャンセル待ちが続く人気の刑務所。
オーディオツアーは何度か行ったことがあるけれど、島内全部行けるわけでもなく見たことのないエリアもかなりある。ベイクルーズでアルカトラズ島の外周にフューチャーしたツアーがあったので行ってみた。ゴールデンゲートブリッジまでは各船会社同じコースをたどるようだけど、そこからベイブリッジ方向へ向かっていった。ちょうどフィッシャーマンズワーフから島の裏側に船は進んでいった。島の北側の様子。
廃墟と化した元工場。ここは、囚人たちが作業をしていた場所。閉鎖になった病院が幽霊病院なんて言われる事があるけど似た感じ。
ここが「アルカトラズ島ツアー」の船の発着場所になる。この建物は兵舎だった場所。
朽ちた窓からの日差しがかえって不気味で、今にも崩れ落ちそうで心もとない。
アルカトラズ島ツアーのフェリーではこの辺り、ただの通過地点なんだけど、それとは真逆で、止まりそうなほど低速でアルカトラズ島の外観をじっくり見学できる。野鳥保護地域にもなっているので、時期になるとあの斜面あちこち巣ができる。
はて?この建物は何だろう?調べてみたら後にできた工場だった建物。ここの刑務所では、あまり大変な肉体労働はなかったと聞いてます。
再び「お化け病院」フィッシャーマンズワーフ側にから見た元工場。じっくり回ってくれるのですが、怖くて望遠レンズでは撮りたくないなぁ〜。だって人の顔が写ってそうな気がする...。
兵舎のあの窓から誰かがこっちみてる!ような気がしたけど、気のせいだと思う。
島を1周半ほど、かなり接近して低速で周りセルハウスツアーとは違って島の横顔を垣間見たクルーズ。そして少しスピードを上げ船はピア27(豪華客船ターミナル)を通過してベイブリッジ方面へ近づき、今一番変化しているソーマ(SOMA)地区を湾側から眺める。建設工事の様子から高層ビルがドンドン建っているのが一目瞭然。
スマホやタブレットを持っていれば簡単な操作で日本語も含め音声案内もあるので説明も聞ける。操作は私でもできたので、みなさんも絶対大丈夫。
1時間15分のベイクルーズ、エスケープ・フロム・ザ・ロック(ESCAPE FROM THE ROCK)の終点ピア39に戻ってきた。ベイクルーズ・アドベンチャー(BAY CRUISE ADVENTURE)に加え島周辺を岸ギリギリに低速で周遊するので外観がとてもよく分かって、物言わぬ古い建物がかえって牢屋より不気味で生々しかった。刑務所見学も興味深いけど、外から眺める監獄島も実に興味深くて知らなかった建物も幾つかあった。午前(11:30発)・午後の2回ピア39から出発。乗船したのは午後3:45の便だったけど、午前発だと太陽の角度も違うので違った印象があるかもしれない。
運営しているのは、ブルー・アンド・ゴールドフリート社ピア39に黄色の可愛いブースで切符を売っています。その他の船の時刻表も窓口にあります。観光名所を外から眺める‥ 意外に怖かった側面を見てしまった気がしましたよ!
【Blue & Gold Fleet】
https://www.blueandgoldfleet.com/
※もちろんこのクルーズ、先ずはゴールデンゲートブリッジのお腹の下を通りますよ〜。
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ市内小さなアパート在住。未だ修学旅行気分の生活で激変するベイエリアの旬のネタをアナログ的な視点でお届けします。認定フードコーディネーター。好きな事:見物。