フランス北西部、ブルターニュ地方に位置するサン・マロ(Saint-Malo)は大航海時代から18世紀までフランス最大の港町として栄えた場所。現在はヨーロッパのビーチリゾートとして、たくさんの観光客で賑わっています。パリからTGVで約3時間の距離です。
ここに来たら、やっぱり新鮮なシーフードを食べたい!! さっそくレストランで生ガキとムール貝を注文♪ カキはレモンか、中央に置かれたビネガーソースで。安いし新鮮でおいしいです! 他にも貝類やエビ、カニを盛りあわせた大皿料理を頼む人もたくさんいました。
レンガ造りの家々が連なる通り沿いには、たくさんの飲食店や土産物店、ホテルが並んでいます。
大通りにはオルゴールを演奏しながら童謡を歌う人や、即興の似顔絵描きなどなどパーフォーマーもいて賑やかで活気のある雰囲気です。
食べ歩きのおやつは、ブルターニュ産のバターをたっぷり使ったクイニーアマン。行列ができていたお店で焼き立てを一つ買っていただきました。甘くてさくさく! おいしい〜。
サン・マロの街は第二次世界大戦中に街の8割が破壊され、城塞だけが残されました。しかし戦後、住民たちの手で石を一つ一つ積み上げ、町を元通りにしたそうです。ビーチにはフォール・ナショナル(Fort National)という要塞があり、干潮時には中を見学することができます。大人€5、小人€3でした。
1686年に建てられたこの要塞は、1906年に国の歴史的建造物の指定を受けています。要塞内の庭園には当時使われていた大砲や砲弾が置かれています。
小さな港街ですが見どころも多いですし、なにより美味しいシーフードときれいな海でバカンスを楽しむにはぴったりの場所だと思います♪
佐藤 ゆか
日本で情報誌などの編集を経て、2014年ルクセンブルクに移住。趣味は旅行と食べ歩き。英語とフランス語に日々奮闘しながら海外の魅力をレポートしていきます。