「パリでオススメの観光スポットは?」と聞かれるなら、私は迷わずここ「サント・シャペル(Sainte chapelle)」と答えると思います。世界文化遺産に登録されているゴシック建築の教会堂です。1242年から1248年にかけてルイ9世によってキリスト受難の聖遺物を保存するために建てられたそうです。セーヌ川に浮かぶシテ島内、ノートルダム大聖堂の対岸に位置するこのサント・シャペルは建物自体は小さいですが、美しいステンドグラスを見ることができ、たくさんの観光客が訪れています。
最高裁判所の敷地内にあるここは、入場する際に荷物のセキュリティーチェックがあり、そこを通ると教会の建物を間近に見ることができます。ハイシーズンは入場制限で待ち時間があることも。私が行ったのは8月半ば、週末の昼時でしたが30分ほどの待ち時間で中に入ることができました。
15面あるガラス窓には1113もの聖書のワンシーンがステンドグラスで描かれており、左から右へ、下から上へとキリストのエピソードが進んでいきいます。待ち時間も含めて約2時間ほどあれば十分見学のできる場所です。この美しさをぜひその目で確かめてみてください。
【データ】
サント・シャペル Sainte-Chapelle
住所:Palais de la Cite 4 boulevard du Palais 75001 Paris
拝観時間:9:30〜18:00(3〜10月)、9:00〜17:00(11〜2月)
料金:一般€8.5
佐藤 ゆか
日本で情報誌などの編集を経て、2014年ルクセンブルクに移住。趣味は旅行と食べ歩き。英語とフランス語に日々奮闘しながら海外の魅力をレポートしていきます。