コーヒー飲みながら、移りゆくメルボルンの街並みを川面から眺める。ちょっと優雅でのんびりとした時間を過ごせる穴場的アトラクションがヤラ川(Yarra River)のリバークルーズです。
街歩きが「動」とすると、さしずめリバークルーズは「静」で楽しむメルボルンといった風情があります。
フリンダース駅(Flinders Street Station)そばプリンス橋(Prince Bridge)のたもとに乗船場があります。
ヤラ川沿いにカフェなどが軒を連ね川面を眺めながらくつろぐ人も多く、喧騒のシティにあるとは思えないほどのどかです。
クルーズ会社もいくつかあり、催行しているコースも多岐に及びます。
ウォーターフロントを巡る「ポート・アンド・ドックランドコース(Port & Docklands)」、植物園やメルボルンカップの会場を巡る「川沿いの公園コース(River Gardens)」、ディナーやティー付などがあります。
今回は1時間ほどのポート・アンド・ドックランドコースに乗船してみました。
ポートフィリップ湾に向かってゆっくりと船は進みます。クルーズをしながら眺められる観光ポイントは以下のようなものがあります。
・南半球で一番高い展望デッキのある、ユーレカ・タワー(Eureka Skydec)
・カジノがあるクラウンカジノ(Crown Entertainment Complex)
・展示やイベントが行われる メルボルン・エキシビション・センター(Melbourne Convention and Exhibition Centre)
・ドックランドのメルボルン・スター大観覧車(Melbourne Star Observation Wheel)
・高層建築&展望台のリアルト・タワー(the Rialto)
・ライブ、フットボールの会場となるドックランズ・スタジアム(Docklands Stadium)/エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)
街から港へと移り変わる景色もメルボルンの特徴の一つ。
港近くのウォーターフロントエリアにはクルーザーが停泊する高級高層住宅も立ち並んでいるのは圧巻です。
船の後方のデッキでは写真を撮ったり、風に吹かれて景色を眺めたりと、みな思い思いに過ごしています。
船内ではコーヒーも販売しているので、ゆっくりとした時間をすごせることと思います。
視点を変えてみるメルボルンの街もまた違った味わいがあります。
【データ】
メルボルン・リバークルーズ (Melbourne River Cruises)
URL:https://www.melbcruises.com.au/
Tel:03-8610-2600
Eメール:info@melbcruises.com.au
※チケット購入はオンラインの場合10%off
今回の乗船場所:Federation Wharf(フェデレーションスクエア下)、Riverland Bar近く。他に2カ所あります。
今回乗船したコース:Port & Docklands (A)、約1時間
乗船料:大人$23、$11
天候や波などによってスケジュールの変更がある場合もあり。
逗子 マリナ
広告代理店、コミュニティ紙の取材記者、その後フリーランスへ。雑誌ライター、ムック本コピーライターの他、現在は主にWebを中心に寄稿。今まで訪れた国は約30カ国。アメリカ、オーストラリアと海外在住歴はのべ8年。現在はクアラルンプール在住。旅は寄り道や偶然に発見が多いので自分で車を運転していくのが好き。