ロンダ(Ronda)はスペインはアンダルシア州にある小さな町です。
ロンダの町はとても小さく、電車の駅から一番の目玉観光スポット「ヌエボ橋」まで歩いて20分ほど。
Nuevo(ヌエボ)とはスペイン語で「新しい」という意味。「新しい橋」があるなら「古い橋」もあるのでは?はい、あります。Viejo(ビエホ)橋です。
ここロンダは海抜750mも高い台地に町があります。そして、川によって隔たれた新市街と旧市街を結ぶのがヌエボ橋とビエホ橋なのです。この、高さ100mもあるヌエボ橋、新しい橋とはいえ完成は1793年。40年以上の歳月をかけて18世紀に建造されました。200年も前にこれほどの巨大な橋が造られたと考えるだけで、何分も見続けてしまうヌエボ橋!小さな町に、もすごい存在感です。
ヌエボ橋から眺める景色は壮大です。そして、ヌエボ橋から真下を覗くと...。
足のふるえが止まりません!ただでさえ高い位置、しかもそれが200年以上前に作られた橋から見ていると考えると...丈夫な橋とはいえ、足がガクガクしました。
新市街から橋を渡って旧市街に入り、小道を下界に向かってズンズン歩いて行くと、下からヌエボ橋を見上げられるスポットがあります。(足元がよくない小道ですので、天候と体調を考慮して向かってくださいね。)
この日は霧がかかっておりましたが、写真中央にヌエボ橋、その左手には新市街の断崖絶壁にたつホテルがうっすらとみえます。花の美しい時期に行かれるのもきっと美しいと思います。
私は橋の高さの中腹あたりから見ました。体力と時間のある方は、一番下まで降りてヌエボ橋の全貌をご覧になってみてください♪
アンダルシア地方と言えば、白い家々の町並みが美しい景色を思い浮かべますよね。同じアンダルシア地方でも、所変われば見える景色もすっかり変わります。日本ではまだあまり知られていないロンダ。一泊二日で見終えてしまえるほど小さな町です。けれども、これまで訪れた町のなかで一番感動と衝撃を受けた町でした。
サリー
アラブ首長国連邦はドバイで暮らしています。超高層ビルが立ち並び、200以上の人種が暮らすドバイ。ふと横に目をやると、モスク。そして町の奥には砂漠。近代と昔ながらが混在する国際都市ドバイから、面白いアラブの世界を紹介します。