台北でまだあまり話題になっていない注目すべきお菓子を発見しました。「マカロンヌガー」です。ヌガーはもともとフランス菓子ですが、お茶請けやおやつとして台湾で定着しているナッツ入りのソフトキャンディーで「牛軋糖」と書きます。これをマカロンで挟んだのが、マカロンヌガーです。見た目はきれいですが、第一印象はマカロンの食感とヌガーの食感がはたしてマッチするだろうか?口に入れたら、マカロンがすぐになくなってヌガーが残るだけではないのか?という感じでしたが、果たしてお味の方は?
マカロンヌガーが売られているお店は、有名なレストランやショップがある永康街のメインストリートから細い路地に少し入った場所にある「小茶裁堂」というお茶屋さんです。
マカロンヌガーは、一袋に2つ入っています。一袋65台湾ドル(約250円)です。プラスチックのボックスに3つ入ったものが219台湾ドル(約830円)、6つ入ったものが429台湾ドル(約1630円)です。
こんなパッケージです。まず、ビジュアルはOKですね。
食べてみると、これがうまい!
口に入れるとまずマカロンのサクサクした食感、その後ヌガーが来ます。ヌガーは見た目はちょっと堅そうに見えますが、おもったよりソフトです。中に入っているナッツもいいアクセントになっています。予想したような、マカロンとヌガーのミスマッチな感じはありません。
マカロンには、甘酸っぱいような味が付いています。ヌガーは、ピンク色の方はイチゴミルク味で、マカダミアナッツとアーモンド、ヘーゼルナッツが入っています。白い方は、ミルク味でピスタチオとアーモンド、ヘーゼルナッツが入っています。ヌガーの中にたくさん入っているナッツが香ばしく、また甘さを抑えるので、全体として甘すぎず、バランスのいい味に仕上がっています。
実はこのお菓子、台湾の知り合いに紹介してもらったのですが、お土産とかプレゼントにはいつもこのマカロンシュガーを使っているそうです。
この「小茶裁堂」は、台湾茶のお店です。店内には、様々な種類のお茶がびっしりと並んでいます。阿里山、梨山、紅水など一般的な台湾茶に加え、金木犀茶、薔薇茶、レモングラス茶などの花茶やフレーバーティーの品ぞろえが豊富です。
ケーキもあります。2階は喫茶店になっており、そちらでいただくこともできます。
こちらは、普通のマカロンです。
マカロンヌガーだけではなく、お茶屋や様々な焼き菓子、生菓子がありますので、台北に行ったら是非立ち寄ってみてください。
【店舗情報】
「小茶裁堂」
住所:台北市永康街4巷8号
営業時間:日〜木曜日11:00〜20:00・金土曜日11:00〜22:30
Tel:+886-2-2395-1558
阿部 吾郎
24年間旅行会社に勤務した後、2013年に独立し「トラベルガイド株式会社」を設立。「人がそこに行きたくなる写真」をテーマに国内外で写真撮影を行っている。同社が運営するマレーシアの旅行情報サイト、トラベルガイド・マレーシアにも自身で撮影した写真が多数使われている。その他、旅行写真素材の販売、旅行記事の執筆、旅行会社へのコンサルティングなどを手掛る。最近はマレーシアに年4~5回程度渡航。その他、旅行会社時代の経験も含め得意な方面は、台湾、香港、マカオ、シンガポール、アイスランドなど。