日本人メジャーリーガーやスーパースター目当てにメジャーリーグ観戦もいいけれど、アメリカでの野球観戦はメジャーリーグだけじゃない!マイナーリーグだって立派なアメリカ野球であります。
メジャーリーグに比べれば球場の大きさも小さいし、有名な選手も少ない。プレーの質だって少し劣るかもしれない。でもでもマイナーリーグはメジャーと違った面白さがあります。
今回はモンタナ州グレートフォールズにあるシカゴ・ホワイトソックス傘下のルーキー球団、グレートフォールズ・ボイジャースを取材してきました。
モンタナ州のほぼ中央にあるグレートフォールズは人口約60000人の地方都市。その街の中心を流れるミズーリ川のほとりにセンティンスタジアムがあります。
初めて訪れる球場には開門と同時に入場するのが私のポリシーであります。球場内外をくまなく歩いて何か面白いものがあるか探しに行きます。
今回は球場の2階に小さな記念館がありました。かつてグレートフォールズでプレーした往年のプレイヤーのサインボールやバット、ユニフォームなどが飾られていました。
お楽しみはスーベニアショップ。日本でマイナー球団のTシャツを着たり帽子をかぶっていると、「おっ、かなりの野球通だな」と思われるかもしれませんね。
試合開始前や試合中に突然現れてお客さんと触れ合うオービット君。特に子供たちに人気で常に囲まれていて写真撮影をねだられています。
二人の目標は当然将来メジャーでプレーすること。好きな日本人選手を聞いてみるとバーロー投手は田中将大投手(ヤンキース)、ジャービス選手はイチロー外野手(マーリンズ)と答えてくれました。
ここはルーキーリーグ。一日でも早く昇格できるように選手たちは懸命にプレーしています。この中から将来のメジャーリーガーが誕生するかもしれません。その前にサインボールをもらっておきましょう。もしかしたら将来高値がつくかも。
【データ】
グレートフォールズ・ボイジャース(Great Falls Voyagers)
センティンスタジアム(Centene Stadium)
住所:1015 25th Street North Great Falls, MT 59401
電話:406-452-5311
開催期間:毎年6月中旬から9月中旬までの約3か月間
URL:http://www.milb.com/index.jsp?sid=t581
白柿 佳一
アメリカでマスコミ学の修士号を取得。在学中のインターンでニュース映像カメラマンを経験。帰国後、テレビ通販チャンネルのカメラマンとして11年勤務。2012年3月、アラフォーオヤジが妻子を連れてカナダ移住を実現。現在、カルガリー、バンフを中心にビデオカメラマンとして活動しながら、地元日系情報誌カルガリー・ウォーカーにもコラムを執筆中。